チョーヤ「梅酒」 無味無臭のホワイトリカーベースは原酒ゼロのまがいもの
宮崎あおい出演のチョーヤの「ウメッシュ」のCMより。 |
◇ヘルシー志向が人気、売上げ倍増
若い女性たちを中心に、梅酒がブームとなっている。甘口で口当たりがやわらかく、しかも健康増進に効果的という「ヘルシー志向」が人気の理由とみられている。
梅酒ブームの中、最大手のチョーヤ以外、アサヒビール、メルシャン、サントリー、宝酒造、合同酒精、菊正宗、大関、日本盛、黄桜、白鶴など、各メーカーが梅酒を販売している。 |
これに加え、最近では梅そのものに対しても注目されている。梅に含まれるクエン酸には疲労感回復や食欲増進、体質改善などの効果があると言われている。また、最近の研究でも、やはり梅に含有するポリフェノール「リオニシレノール」に抗酸化作用があることを近畿大学農学部の吉栖肇教授らのグループが発表、生活習慣病の抑制に期待できるとして注目を集めた。
このほかにも、梅にはマグネシウムや亜鉛、カリウムなどのミネラル分が豊富に含まれている。こうした話題から、梅酒が健康増進に効果的との見方が若い人々の間にも広まったことと推測される。
『読売新聞』(2005年11月29日付)では、「720ミリ・リットル入りで1000円以上の梅酒の市場は、ここ3年で2倍以上に拡大したとの調査もある」と前置きし、酒造メーカーによる梅酒製品の伸びを紹介している。
実際に酒販店やスーパーなどの酒売り場を見てみると、多くの「梅酒」製品が棚に並んでいる。
最大手のチョーヤ梅酒をはじめ、アサヒビール、メルシャン、サントリー、宝酒造、合同酒精、菊正宗酒造、大関酒造、日本盛、黄桜、白鶴酒造など、あらゆるジャンルの国内大手メーカーの製品が目立つ。韓国の酒造メーカー眞露ブランドの梅酒もある。
◇人気女優が出演するチョーヤ梅酒CM
数ある梅酒製品のなかでも、ラインナップが豊富でかつ知名度の最も高いのは、梅酒市場で5割以上のシェアを持つ最大手メーカー、チョーヤ梅酒である。
「国産梅100%使用」をうたう「紀州」や「ストレートでおいしい、口当たりのよさが自慢です」をキャッチコピーに女性にも人気の「さらりとした梅酒」、手軽な缶入りの炭酸割り製品「ウメッシュ」や50mlのグラス入り「ピオ」、ブランデー仕込み「ブラック」「エクセレント」、黒糖蜜や黒ラムなどを加えた「黒糖梅酒」など、バリエーションの豊かさはさすが業界トップのメーカーだけある。
とくに、チョーヤ梅酒は宣伝に力を入れており、人気女優などを起用した頻繁にTVCMを発信している。
タレント | 商品 | 原料 |
---|---|---|
宮アあおい | ウメッシュ | 梅(国産)、砂糖、醸造アルコール |
黒木瞳 | 紀州 | 梅(国産)、砂糖、醸造アルコール、蜂蜜 |
伊東美咲 | さらりとした梅酒 | 梅(国産)、砂糖、醸造アルコール、ブランデー |
大久保ともゆき 重松久遵 | ピオ | 梅(国産)、原材料表示無し |
商品名そのものにメロディーをつけた「さーらりとしたうめしゅ」というCMコピーはよく耳に馴染み、缶入りの「ウメッシュ」も覚えやすいネーミングで、ともに商品を消費者に強く印象づける。
「チョーヤ」のブランドとともに「ウメッシュ」や「さらりとした梅酒」といった使用品名も一般に広く浸透している。
原料のほうを見ると、同社では全製品に国産梅を使用。香料や酸味料は無添加。だが、すべての製品に醸造アルコール=廃糖蜜アルコールが使用されているのが特徴だ。「ブランデー仕立て」と銘打つ「ブラック」や「エクセレント」などにも、醸造アルコールの使用が確認される。
(上から) チョーヤ梅酒「紀州」。「国産梅100%使用 酸味料・香料無添加」と記されている。ベースは「醸造アルコール」すなわち廃糖蜜アルコール。 チョーヤ梅酒「さらりとした梅酒」。「天然素材にこだわりました」とあるが、ベースはやはり「醸造アルコール」。 宝酒造「梅酒いっぱい」。ベースは「醸造用アルコール」で、酸味料や香料、着色料などいろいろな添加物が使用されている。 アサヒビール「五年熟成した梅酒」。缶入りのソーター割り製品。原材料には「梅酒」とあるだけで、その内容や詳細はまったくわからない。 |
その「梅酒ブーム」について、酒販店「リバティ」を経営、良質の酒を追求している長澤一廣氏が解説する。
「それまでは梅酒についての報道などはほとんどなかったのが、2003年頃になって女性向け雑誌などで『梅酒特集』が組まれるようになった。そこから次第に梅酒ブームといわれるようになり、大手メーカーが続々と進出してくるようになったのです」
メディアがブームの火付け役になることは、それほど珍しくはない。しかし、長澤氏はその梅酒ブームに「アルコールメーカーと酒造業者が利害の一致からこぞって便乗した」と考える。
「エタノール、つまり原料用アルコールの売上を伸ばしたいメーカーと、目先の利益を求める大手酒造メーカーが、梅酒ブームで、お互い儲けられると考えたわけです。
市販の梅酒製品の大部分は、ホワイトリカーを原料として製造されている。このホワイトリカーは、工業的に大量生産されたエチルアルコールを水で薄めたものとほぼ同じと考えてよい。
すなわち、アルコールメーカーは、製品を梅酒原料のホワイトリカーとして売ることができる。そして、売上の低迷している酒造メーカーは、梅酒という売り物を作ることで利益を上げることができるというワケです」
この話は別に問題などひとつもないように見える。しかし、本来の「梅酒」とは何かを調べてみると、首を傾げたくなるような事柄が出てくるのだ。
◇未成熟の梅の実を酒に仕込んで貯蔵
さて、梅酒についての詳しい記述は、意外にも少ない。多くの辞典や辞書には「梅酒」の項目はあるものの、その詳細や出典はほとんど記されていない。
歴史を調べていくと、平安時代や戦国時代の文献には梅酒は登場していない。梅酒という言葉が資料に登場するのは、江戸期に入ってからのようである。
梅酒についての詳細を記したものとしては、江戸時代の1695年に本草学者の人見必大によってまとめられた『本朝食鑑』という著作が最も有名である。
同書には、「痰を押さえ食欲を増進し、体内の毒を分解してのどの痛みを鎮める」など梅酒の効能が記されている。
また、同書巻之一の「穀部之ニ」に、その効能と製法が記されているが、嗜好品というより薬酒として記載されている。その製法として、「熟しきっていない梅を古酒と砂糖に漬け込んだもの」という内容が紹介されている。
国学者の小山田与清(1783-1847年)が江戸時代の事物や出来事を記した『松屋筆記』にも、ほぼ同様の梅酒の製法が記載されている。こちらにもベースには「古酒」を用いると書かれ
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オススメの『三州梅みりん酒』原材料:梅、みりん(もち米、米麹、米焼酎)国内産原料100%■角谷文治郎商店愛知県碧南市西浜町6丁目3番地TEL0566-41-0748(代表)
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読者コメント
ちょっと蔵元が造った清酒ベースの梅酒ていうのが一部のマニアに注目されたら色々な蔵元が作り始めました。知識もなく造ったもんだから液面には酸膜が発生梅の洗浄や水分の問題もあったと思うけど。その腐った膜を壊さないようにきれいに取り除き濾過して出来上がったのが厳選蔵元が造った梅酒。全部がこうじゃないですが結構多いです。
純米酒で20度超えのものなんかまず一般的でないでしょうが。そんなもんを引き合いに出すってどういう神経でしょう?しかも、どうあがいても25度は超えないでしょう。すると、カビや野生酵母等によって腐る危険性が高まります。糖を増やすか梅を減らすかしないといけませんから、より梅の純粋な味は味わえないでしょうね。
ホワイトリカーは 家庭の手軽な漬け込み酒の原料として一般的なものです。普通の家庭での梅酒の材料として当たり前のものですが?グルメ気取りの、その癖自分の家でなにか作ったことのない方が書いたのか、それとも何か悪意があるのかは知りませんが、ちょいとびっくり物です。
超20度の純米酒は兵庫・福久錦と新潟・越後鶴亀です。ご確認ください。
原料や製法が違うけど本物と同じ商品名を使用している製品は多いですよ。人工イクラに植物油使用のネギトロ、酒で言えばアブサンは一部のニガヨモギの使用に問題があるから変わってしまった物なんですけれどね。価格と質を求めるユーザー層で分かれているだけだと思います。
よくわかりました。で、昔と製法が違うから、安価な原料だから「まがいもの」になってしまうんでしょうか?チョーヤも、今売っている1000円のものが2000円で売れるなら、みなさんの理想とする梅酒を出すと思いますよでも現実はどうでしょう。別にまがいもの扱いするほどのことではないかと思うのですが
火入れしてなければ発酵が進み、自家製梅酒の原料とした場合、新たな醸造となってしまいますね。(酒税法違反)自家製でのホワイトリカーの使用はそれを防ぐ目的もあると思います。メーカーで行う場合は免許があるのでいろんなアルコールで作れますが、ベースの酒が高価では誰も手を出さないでしょう。だから家庭用と同等で出しているのでは?
違いますよ。柱焼酎に対しての間違った認識は改められるべきであり、アル添とは別の問題です。意図的に日本酒を使用しないのは、税率や「発泡酒とビール」の様な関係があるのではないでしょうかね?造り酒屋が近くにある所やインターネットが普及した今なら入手は容易ですが、物不足の時代に本物を入手するのは難しい事もあったと思います。
火入れ技術がまだ確立出来ていなかった、1688年代の火落ち(腐敗)対策の「柱焼酎論」を、今引っ張り出して、「だからアル添清酒のどこが悪いンや」と開き直っているわけですよね。「ただし火入れ技術がしっかり確立できたのが昭和31年(1956年)でした。」
1685年頃に書かれた『童豪酒造記』を参照してください。火落ち(腐造)対策で柱焼酎を入れる事が明記されてますよ。
柱焼酎の事実は正反対です。 あくまでも腐造酒のへの救済策であり、その価値は正常酒の10分の1でした。腐造を前提の酒つくりなどありえないことです。いまはあくまでもかさ増し、とアル添加後生じる、比重変化による香りの目立たせ。これ以外に理由は無い。
最後に私はプロではなく一酒好きのため、書き込みに間違いがあればお詫びいたします。気になる方はご自分で納得するように調べてみてください。そうされてこそ初めてこの記事が書かれた意味があると思います。偉そうに長文失礼しました。
ガソリン云々のお話がありましたね。バイオエタノールのお話でしょうが、これは燃料を食品にしたわけではなく食品として使われていたものが燃料化したという考え方が妥当です。洗濯糊に代用されるからといってお米は工業的ですか?違いますよね?この記事が食に無関心な人への啓蒙になるのは良いことだと思いますが、鵜呑みにしてデマや噂を真実だと思ってしまう人が出ないことを願います・・・
あと「廃唐蜜」を名前の響きだけで悪者扱いしていませんか?「廃」の言葉がついており、確かに見た目は黒くドロドロとしていますが、要はものすごく濃いカラメルですね。カラメルは悪ですか?廃糖蜜には廃液(この言葉がイメージを悪くしてますね)でありながらさとうきび由来のミネラル分が砂糖以上に豊富に含まれています。そのため健康食品としても利用されます。ラム酒も廃糖蜜が原料です。
アル添清酒を嫌うのは戦後の物不足を補うために作られていた粗悪な「三倍醸造酒」のイメージがあるせいでしょうが、もっと昔の江戸時代では清酒の腐敗を防ぎ、キリッとした飲み口に仕上げるためにアルコールを添加していました。現代での清酒へのアルコール添加は江戸自体のそれと同じ意味です。純米酒と吟醸酒を飲み比べれば舌で理解できると思います。
車のガソリンって言ってる人は最近のバイオガソリンの話を言ってるのかな?天ぷら油から作った燃料で走るトラックがある時代、天ぷらは車の燃料で揚げてるって話をしてるんだよね。工業用と食用は一部重なるもので完全排他な存在じゃないんだが。
話がズレますが、アル添清酒については、蔵によっては米焼酎を自分のところで作り、アル添として足しているところもあると、聞いたことがあります。どこの蔵かは忘れてしいましたが。理由も当然覚えていません。すいません。
言葉尻を捕らえての非難もいいだろうが 本筋を曲げるなよ。勉強をすれば食べられるものが限られていることに、否応無く出くわす事になるさ。
食品添加物の勉強をかなりやったゆえ チョーヤの梅酒は飲みたくありません。アル添清酒と同じで ベースは廃糖蜜アルコールです。 既にガソリンと混ぜてクルマの燃料と化していますから、口にしたくないですね。アルコール分超20度の純米酒がありますから それで漬ければ安心です。
という視点に立ってのコメントですよね。経験者さんのは。自民党に投票する奴はバカとか言うことと同じことです。一般人はそこまで頭は悪くありません。
粗悪品でセールに慣れさせる…100円ショップにある製品には粗悪品もある。しかし、繁盛してる。あれは100円ショップが消費者を洗脳してるのでしょうか?違います。消費者のニーズがあるから成り立っているんです。全員があなたと同じ感覚なら、いい世界になりそうですね!
名前の挙がっている酒造メーカーの者です(チョーヤではない)「梅酒」と名が付いているだけで全部同じものだと思っていらっしゃるみたいですね。原酒製品からリキュール類まで同じ扱いはしないでいただきたいとは言っても消費者は同じに感じるか
いま世界ではバイオ燃料とやらが流行りで、トウモロコシの相場が上がっています。財力のない発展途上国で、本来食料になるべきものが先進国の勝手で燃料にされようとしています。石油から精製される合成アルコールと、醸造アルコールはごっちゃにしてはいけませんね。醸造アルコールで車を走らせようなんて、まさに「もったいない」の極みです。
家でもホワイトリカーで梅酒つくるけどなぁ。成分的に燃料になり得るという理由でガソリン扱いなのはもう既に意味不明。本来の製法と古来の製法をごっちゃにしてるし言いたい事すら解らない。
素直に信じます。良いニュースをありがとうございます。
粗悪品でのバーゲンセールに慣れさせてしまい 品質の良悪に無関心。そういう消費者を生み出したのはスーパーなどの扱い店 業者のせいです。啓蒙・教育の怠りのツケがいまきていますから買わないだけ。教育に金と時間を掛ければ、高級品質品がよく売れるのです。
どのメーカーも出来れば良い原料使って手間暇かけて作りたいだけど安価な商品を消費者が求めるから仕方なく品質を犠牲にしている。結局は最高の素材と最高の製法で作った商品を消費者は買わないんだよね。
人間とは食べたモノであり そして呑んできた酒の結果でもある。90歳でも矍鑠としているか、 タバコが加われば60歳で病院通いか入院か。父親の年代を見ればよくわかるだろう。量を追わず、経験則に裏付けられたまっとうな物を少し嗜む、結果は、えらい差だな。
酒造業界の、意図的に消費者には伝えぬ真実、裏事情・歴史を知らず・、巧みに仕立てあげたモノ、目の前に出されたモノだけで決め込ミ判断して、独り悦に入ってる。なぜ今、巨大メーカーに成れたのか?そこまでに至る間、何を造り市場に流し続けたのか?酒造法が無い日本は、メーカー側にとっては天国、消費者地獄。お人好し、ノー天気じゃいけないでしょ。地酒ブームはあったけど純米酒ブームとやらは初耳だな。いつの話か?
考え方が古すぎる人なら日本酒や醸造用アルコールの歴史についてもご存知でしょうから、単に調べ方が甘かったのではないでしょうかね?ただ、アル添にも増量や悪酔いするような物もあるから、粗悪なイメージがつきまとっているのでしょう。
廃糖蜜原料を否定するってことは、世界三大スピリッツであるラム酒を否定するってこと?醸造用アルコールを否定する人って純米酒ブームのときに乗っかった人だと思うけどさ。考え方が古すぎるね。きっとお酒を飲めないもしくは嫌いな人なんだろうなぁ。かわいそうに。
日本で輸入されているエタノールの原料はサトウキビ、タピオカ、コーン、米などで合成アルコールの粗溜アルコールはサウジから少量輸入されています。合成アルコールの原料はエチレンです。これを食品に使用することはまず無いので流通しているエタノールの大部分はブラジル産を中心としたサトウキビ原料のエタノールといえると思います。
メーカーだって、いい物を作りたいんじゃないのかなガソリンと同じかどうかは知らないけど、安さを追求するのは消費者の当然の行動で、それに応えるのはメーカーの必然もっといい物があるのは分かりました。でもそれを消費者は受け入れられるのかな?メーカーばかりを責めるのはちょっと違う気が…
この度数の高い日本酒には柱焼酎という米焼酎が使われています。玉手箱さんが誤解されているようですが、燃料用や合成アルコールは食品(酒)には使えません。ちょっと調べれば判る事です。
梅酒原料となる日本酒の度数が高かった頃の話が発端で、度数が低いと腐敗してしまうのですよ。あと、自家製で度数20%未満は酒税法違反になってしまいます。それらを満たすには、日本酒では高コストになりますし、結果、焼酎になったのではないですか?
この記者は、大企業に文句つけるのがジャーナリズムだと思ってる方ですから。気にしないことです。小学生の作文を、きっちり添削しちゃったら可哀想ですから…許してあげて下さい
別に化学合成でもない、発酵法で作られた醸造用アルコールのホワイトリカーを”原酒ゼロ”とまで言い切る意味がわかりませんが。
原料に無関心って気楽でいいな、 多くの添加物で加工度を高める、つまり厚化粧の意味も理解できぬ、死語になっているのか?まー、本人がそれを「うまい」とする価値感なら他人がアドバイスすることも無用か。
単純に、梅の成分だけを楽しみたいなら、やはりホワイトリカーが一番ですよ。
焼酎の甲乙についても、膨大な文字数になってしまいそうゆえ、専門サイを検索下さい・
私もメッチャ試したけど、清酒やブランディーより焼酎が梅の成分をよく出すみたい。よい焼酎の選び方には、興味あるー、教えて!
最近芋の焼酎が美味しくなったのは、蒸留性能が良くなったからだと伺いました。それは、蒸留性能が大きくなったから、ということなのでしょうか??
違いますよ、 「品質の良悪」と言う観念から離れなさい。 あくまでも蒸留性能が大きいか、小さいか、だけの話です。
成るほど、乙にも甲にも品質の差があるんですね、納得です。確かに香料・着色料・酸味料って嫌です。やっぱり、家庭作りが安心できますよね。
焼酎の甲乙は、蒸留器の性能の差の話であり、原料や品質とは無関係。これをごっちゃにするから結論を間違えるのです。ワタシが読者に伝えたいのは チョーヤを筆頭に、クルマの燃料にしてしているようなものを、甘みや香料、着色料 酸味料などを添加し、酒という商品に仕立てて、売るな飲ませるな、ということです。
黒糖梅酒ってチョーヤが一番らしいけど、梅酒の歴史からすると、邪道だよね。梅からよいものを取ろうとして、純粋な氷砂糖になったのに、漬けているものとしては、いろいろやったけど、結局、梅が命なので、清酒や焼酎の乙より焼酎の甲のほうが、よい梅の個性が出ると思うけど・・・。
高級品だった蒸留酒より、簡単に作れる醸造酒を使ってたってだけでしょ。大体、廃糖蜜だって元は立派な天然素材だし、そのうち醸造アルコールなんて、世界中で超高級品になっちゃうぞ。
確かに無味無臭のアルコールに梅を漬けた物よりも、米焼酎に漬けた物のほうが美味しそうですね。角谷商店のは何処で買えますか教えて欲しい。誰かのネット通販(例えば、通販あれこれ)とかで購入出来ませんかねぇ。
追伸,もっと簡潔に述べれば、名称こそ違えども、ホワイトリカーも醸造アルコールも、その原料は廃糖蜜であり 宝・合同の甲類焼酎を初めとして、大五郎 純 樹氷 チューハイそしてビール風味リキュールは、その産物です。こんなガソリン代わりになっている物を、安さで吊り上げられ、好き好んで飲む価値も無かろう。
要は チョーヤも元よりのこと、清酒の原料表示に見る「醸造アルコール」は、いまやガソリンと混ぜられ、クルマの燃料と化していることを知らねばなるまい・。こんなものをCMで旨そうに、表現していようと、飲む価値もないでしょう。
起源である、古代エジプトでの製法と比べるとまったくまがいものであることと同じだね。大量広告によって、騙されているとは知らなかった。梅酒ってホワイトリカーにつけることしか製法知らなかったが、この製法が間違いで正しい方法があるとは。為になった。
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