コーラ(食の安全・コンビニ編)
「コカ・コーラ ダイエット」(日本・コカ・コーラ) |
<コカ・コーラVSペプシ>
今回取上げる「コーラ」はメーカー単位で製造・販売されているので、今回も商品ごとに危険性を比較する。
コーラの製造・販売を手掛ける会社として真っ先に名が挙がるのが、「コカ・コーラ」と「ペプシコ」の2社である。アメリカにおけるシェアはコカ・コーラとペプシが拮抗しているが、日本では、日本コカ・コーラがペプシに対して大きなリードを保っている。日本市場に本格参入するために、ペプシはサントリーと提携して、製造・販売業務を委託している。
コカ・コーラ、ペプシに続く世界的ブランドは存在しない。日本でも比較的知られているのは、ヴァージンコーラくらいであろう。またダイエーなどのスーパーなどでPB(プライベート・ブランド)商品が販売されているが、いずれもシェア・知名度は高くない。したがって、今回は「コカ・コーラ」と「ペプシ」ブランドのコーラのみを取り上げる。
商品別危険性グラフ |
【商品間の比較・特徴】
<コーラは添加物の宝庫>
今回調査対象としているすべてのコーラに入っている食品添加物は、「カラメル色素」「香料」「酸味料」「カフェイン」の4種類である。
「カラメル色素」は、いわゆるコーラ色と言われる褐色に着色するために使用されている。「カラメル」といえばブドウ糖・砂糖などの糖類を熱処理することで得られる物質でお菓子などによく使われているものである。「カラメル色素」と表示することが認められている食品添加物は計4種類(カラメル1、2、3、4)あるが、いずれも動物実験結果から危険性が指摘されている。
「カラメル1」を飼料に混ぜてラットに対して与えたところ、下痢や食欲減退が見られた。また盲腸の重量増加などの異常が見られた。「カラメル2」を飲料水としてラットに与えたところ、体重増加の抑制、食欲減退が見られた。また、別の実験結果では腎臓や盲腸の重量増加も見られた。「カラメル3」を飼料に混ぜてラットに対して与えたところ、軟便、体重増加の抑制、白血球増加、盲腸の重量増加などが見られた。さらに、「カラメル4」を飲料水に混ぜて与えた場合には、黒色便などの症状が見られた。(「第七版 食品添加物公定書解説書」による)。
「香料」と「酸味料」はいずれも一括表示が認められており、使用されている具体的な物質名は、消費者に対して明らかにされていない。
香料には、ラットに体重1kgあたり2.6g経口投与すると、その半数が死ぬという実験結果がある「プロピオン酸」が含まれている可能性がある。→<香料の使用の有無がポイント> 酸味料には、皮膚、眼、呼吸器官に触れると弱い火傷を示したり皮膚に繰り返し接触すると皮膚炎を起こす恐れがある「アジピン酸」が使われている可能性がある。アジピン酸は、慢性的な影響として、自律神経系や胃腸、呼吸器障害、気管支喘息の発生なども報告されている。→<レモンティーは酸味料に注意> |
なお、コカ・コーラに使用されている香料成分は“7X”と呼ばれ、コカ・コーラ社でも一部の幹部のみが知っている
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青いコーラ「ペプシブルー」
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読者コメント
私はアトピーを持っているため食品を買う時には添加物表示をとても気にします。コンビニでも添加物に気を使い販売してもらえると買う事のできる商品が増えてうれしいです!
炭酸は酸ですから、髪の色が抜けることもあるし、骨を入れれば溶けます。飲んだ場合は大丈夫。ペットボトルのビールは日本では売ってないんですか?米国ではふつうに売ってました。イタリアではワインのペットボトルもありました。
カラメルですがラットにしたって無害だったはずなんですけど2年間の負荷実験をクリアしてますしそれに米やEUなどでも検証されて無害に成っていますが・・・・・
コーラの原料の中に髪の毛の色を抜く色素みたいなものはあるんですか?
果糖の害という言葉で検索されてみる事をお勧めします。要約すると、普通の糖はカロリーになってしまいますが、ローカロリーを売りにしている甘味料は過剰に摂取すれば肝臓に負担がかかるそうです。構造式的には、難消化性の糖は水酸基を多く持っているので、アルコールと似た作用を起こします。
ダイエットコーラ飲むと心臓が痛くなることがあるんですが僕だけでしょうか?
昔清涼飲料会社に勤務していた知人の話です。瓶のものが流通していた時代に、回収瓶の洗浄する所のコンクリートが結構欠けていたと言ってました。知人曰く、リン酸塩ナトリウムが犯人だと確信していると言っていたがそうなんでしょうか。
プロピオン酸は、体重1kgあたり2.6gも投与しなければ死なない、食塩と同程度に安全なもの。アジピン酸の皮膚炎は、「酸」の刺激によるもので、高濃度なら酢酸だって同じことが生じる。データを曲解して、あたかも危険であるように思わせるような記述はやめよう。
清涼飲料水を飲むことからして、健康にはあまり良くないと思うが。毒と言うほどではないが、毒になる飲み方はあるし。
ペットボトルの内側には何も塗っていません。3~5重の構造をして酸素を透過しないようにしています。樹脂の種類はリサイクルマークのところに主なものが書かれていますよ。ペットのビールがないのは、ペットの牛乳がないのと同じような理由では?(品質保持、誤飲を避けるため牛乳は紙パックのみ。ペットだとつい保存しがちだし、口を直接つけるので腐敗するためペットは認められていません)
食品や薬が、安全か否か、はその量が問題になります。その量の点についてまったく触れずに、これは危険、これは安全、というのは、間違った科学的な認識の仕方です。だまされないように。もちろん、科学的に見て、問題のある食品添加物もあるけれど、大多数が、危険な量が入っていませんから、安全なのです。
コカ・コーラカロリーゼロの正確なナトリウム値(500og)を教えて下さい。大好きですが、糖尿病のため飲めなくなる可能性があるのでお願いします。
ペットボトルのビールが国内で発売されるって話、知りませんか?それに海外では既に発売済みのところもありますよ。ペットボトルがペットボトルにリサイクル出来ないというのも過去の話です。ケミカルリサイクルという言葉は、まだ浸透していないようですね。
記事でペットボトルの危険性にも触れて欲しいです。ペットボトルの内側には空気を通過させない成分が塗られています。その成分は安全なのでしょうか。ペットボトルをペットボトルにリサイクルできないし、質の悪いプラスチックになるだけでは?ペットボトルを瓶や缶に戻して欲しいです。安全ならなぜビールにペットボトルを使わないのでしょうか?追求してはいけない部分に触れるのでしょうか。
下剤の働きをする甘味料は使って欲しくないというのが正直な気持ちです。フェニルアラニン・アスパルテーム入りの飲料は僕が飲むと下痢します。甘味料でひどいのはソルビトールでしょうか。内臓の検査のバリウムと飲む下剤がソルビトールなのに、お菓子に甘味料として使用しています。「おなかが緩くなります」の表記はありません。知らずに食べて下痢しました。
友達が昔コカコーラの原料に関係する部署で働いている知り合いに言われた言葉、「社外秘なのでで詳しくは言えないが、人間が口にするものじゃない」とのこと。私は微量のタールが入ってると聞いた事有るが。
200gぐらい結構口にしてるなーって思うんですが。
香料には、ラットに体重1kgあたり2.6g経口投与すると、その半数が死ぬという実験結果がある「プロピオン酸」が含まれている可能性がある。いいことを教えてやる。「薬も過ぎれば毒となる」だ。この例では50キロの成人なら130gの物質を一度にとることになる。一度に塩をそれだけなめてみろ。
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