シューカツ最前線:内定ゲッター2人に聞く[内定先=コンサル、テレビ、メガ、信託銀、東ガス…]
![]() |
Aさん |
- Digest
-
- サマーインターンに参加
- 自信満々で言えた
- 12月でもう決めなきゃいけないの?
- 空気合わずNHKを辞退
- リクナビは見ない
- 当初の第一希望は東京電力
- 自分が優位性を保てる会社に
- 東電「今年は採用ゼロに」の連絡が
- 毎回、カードが変わるなかでの選択
- 早く活動して、早く慣れる
Aさん■NHK、外資コンサル、民放に内定
エントリーはTV10社と広告2社、メーカー3社、不動産2社、その他コンサルなど全部で20社ほど。デロイトトーマツコンサルティング、NHK、民放テレビに総合職で内定。
サマーインターンに参加
大学3年の夏にデロイトトーマツコンサルティングのサマーインターンに参加したのが就活の始まりでした。参加するにはES(エントリーシート)と面接が2回。他のコンサルは筆記で落ちました。3年の春から始めると、失敗して学べるのでいいと思います。
参加したのは全体で30人ほどで、東大京大早慶が大半だったので、大学名でまず選別しているようです。ケーススタディーがあって、私が参加したときは、3人×6班に分かれて、「サムスンに勝つにはどうすべきか」「製薬会社の海外戦略」といったテーマで2週間かけて調査し発表する、というもの。
調査は、主にネット上からの情報収集で、シンクタンク系、日経テレコン、政府の白書などを利用。中間発表、最終発表があって、プレゼンをします。メンターが2人ついて、パートナー(役員)も出てきて。個人ベースで評価を貰えます。これは自分に合ってるな、と思いました。だから3年の秋ごろは、コンサルに行きたかったんです。
ゼミの教授に相談すると、「コンサルならビッグ3(Mackinsey,BCG,Bain)に行かなきゃ」と言われ、「でもそこに受かるのは3%だよ」と言われて。そこで、説明会は商社、広告、メーカーなど幅広く出席して、OB訪問はテレビなどを中心に10人以上は話を聞きました。
ゼミでは本の書評も書くのですが、そこで教授に褒められたりして、モノを表現するマスコミの仕事に興味を持ったためです。教授の助言による影響は大きく、コンサル→マスコミに第一志望が移っていきました。
自信満々で言えた
シューカツが始まって改めて考えましたが、もともとやってきたこと(動機)に一貫性はあって、面接では、社会人になって手がけたい仕事も、その延長線上にある、という説明ができました。自信満々で言えたのが大きいです。そのためには、普段から行動して、考えていないといけません。
終末医療については中学時代から興味があったのですが、高校時代に、ゆとり教育の影響で、自主研究の時間ができたんです。これは、個人で何かテーマを決めて、調べて発表するもの。当時、祖父を末期がんで亡くしたこともあって、ホスピスなどに興味を持ち、フィールドワークもして、高校2年の時に発表しました。
大学時代は、社会保障政策で政策決定の中枢にもいた国会議員の事務所でインターンもやり、選挙では泥臭い仕事もやっています。教授の紹介で事務次官にインタビューできたり、官庁でインターンもした。そこで「政策決定を近くで見たい」「特派員になりたい」などと思うようになり、手がけたい分野としては「生活に密着した問題、医療などをやりたい」と思うようになりました。
12月でもう決めなきゃいけないの?
マスコミは、まず朝日新聞がやっている1dayインターンの秋の回に参加。内容は「報道写真展を告知する記事を書く」といったものでした。ESの添削をしてくれたり、まあ役に立ったと思います。
そのインターン参加者のなかから30人ほどが選抜される仕組みになっていて、選ばれた人にだけ12月に「1週間のインターンをやらないか」と声がかかりました。
一方、12月上旬になると、日テレの選考が始まり、5次の合宿選考まで行きました。これが朝日と重なって調整にも応じて貰えず、不参加になってしまった。もちろん向こうは事情をわかっているはずです。読売グループ(日テレ)と朝日とで、日程をわざと被せてくるのがいやらしいと思いました。「12月で、もう決めなきゃいけないの?」という感じでした。
日テレの合宿選考は、12月の27日から4泊します。カメラで一般人を取材し、グループで1作品、個人で1作品を作ります
この先は会員限定です。
会員の方は下記よりログインいただくとお読みいただけます。
ログインすると画像が拡大可能です。
- ・本文文字数:残り4,326字/全文6,071字
Bさん
Twitterコメント
はてなブックマークコメント
facebookコメント
読者コメント
※. コメントは会員ユーザのみ受け付けております。記者からの追加情報
会員登録をご希望の方はここでご登録下さい
新着のお知らせをメールで受けたい方はここでご登録下さい(無料)
企画「ココで働け! “企業ミシュラン”」トップページへ
本企画趣旨に賛同いただき、取材協力いただけるかたは、info@mynewsjapan.comまでご連絡下さい。会員ID(1年分)進呈します。