シューカツ最前線:就職浪人2人に聞く[総合商社2社、NTTデータ内定]
A君 |
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- デキる人はリクナビを使わない
- 面接の様子をビデオ撮影するキーエンス
- 就職留年し、OB50~60人に会う
- 差別化のポイントを見出す
- 参考になるサイトや本
- リクルーターに9回会うも断念
- 2年目、就活塾に通い始める
- 学歴+英語力がフィルターに
- 人事部の人と話すと全然違う
デキる人はリクナビを使わない
外資金融を目指してる人は、3年の春から準備を始めていましたが、私は3年の夏スタートでした。
サマーインターンの選考で、7月くらいからES(エントリーシート)を出して、筆記試験を受けて、インターンに参加するための面接を受けます。多くは筆記落ちでした。モルガンスタンレー証券は面接の2回目で落ちた。インターンに参加できている人を見ると、外資だからでしょうが、帰国子女や留学経験者が多かったと思います。あとは、理系の大学院1年目の人とかですね。
3年の秋になると、外資金融、外資コンサルの本選考が始まります。あとは日系企業の説明会が一斉にスタート。僕はリクナビはあまり使わず、直接、企業のウェブサイトを見てコンタクトしていました。デキる人でリクナビを使っている人はいなかったですね。情報のスピードが遅いんです。先輩から情報を得て、直接、企業のウェブサイトを見ないと見落としてしまいます。
会社説明会は、最初に参加者全員に向けて社員が映像を使って話をして、その後、社員1対学生4とかで質疑応答をしたり、という感じ。あとは、ワンデーインターンシップとかもあります。自分は、説明会の類は20社くらい参加しました。これは少ないほうで、人によっては50~100社くらい参加していました。
文系出身で、ゼロから新しい価値をプロデュースする“ゼロイチ”の仕事をしたかったので、そういう軸で選んでいました。具体的には、商社、IT(DeNA、サイバーエージェント)、リクルートなど。メーカーは理系出身者がモノづくりをするイメージなので違うな、と。そもそもメーカーは、年齢が+3のせいか、ESもほとんど通らなかったのですが。
10~12月は説明会のピークで、商社のなかには、座談会形式でネームプレートをつけて社員が質疑応答するような説明会もありました。ネームプレートをつけたら、まず採用に関係していると思っていいです。個人別のチェックが入っていると思います。
面接の様子をビデオ撮影するキーエンス
A君 |
年が明け2~3月になると、採用活動が本格的に始まります。ESを書いて提出し、選考がスタート。友人は、4月1日にリクルートの内定が出ていました。だいたい、4月の2~3週目には内定が出ます。
私は結局、4月の第3週、第4週めまでに、5社から内定を貰いました。
ヤフー、キーエンス、トヨタ通商、楽天、そして、面接が計8回にも及んだみずほ銀行です。でも第一希望だった総合商社はダメで、すべて一次面接までで終わりました。これには落ち込みました。
就職するか、留年するかで、最後まで迷ったのが、キーエンスです。計4回の面接と筆記試験2回で内定したのですが、やり方がすごく変わっていて、3次面接では、ビデオで面接風景を撮影するんです。目線や体の動きまでを見るようでした。面接の内容も、
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B君
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読者コメント
やはり新卒採用はまだ門戸が多いな・・・。既卒になるとたいていは地獄を見る。
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