恐ろしすぎる日本の裁判――交通違反偽装&公務執行妨害ねつ造で19日間拘束、被害者が築地署長ら6名を刑事告訴
事件当日の写真撮影報告書。二本松氏を逮捕した直前に高槗巡査は、左手首を掲げて周囲の見物人たちに暴行されているとアピールしていたが、なんと右手首を負傷したことになっていた。 |
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- 虚偽告訴罪・特別公務員職権濫用罪・虚偽公文書作成罪・偽造公文書行使罪
- 事件はこうしてつくられた
- 運転者でない二本松氏に「免許証出せ!」
- 「乗車して逃走しようとした」とでっち上げ
- 100%警察・検察サイドにたつ裁判長
- 捜査記録など重要証拠類は隠蔽されたまま
- 原告と180度違う警察官の法廷証言
- 法廷証言も聞かず裁判記録の検討も実際にはせず
虚偽告訴罪・特別公務員職権濫用罪・虚偽公文書作成罪・偽造公文書行使罪
二本松氏は都(警視庁)と国(法務省)を相手取り国賠訴訟を09 年10月に提起した。13年末にようやく二人の警官と二本松夫妻の証人尋問が行なわれ、両者の主張が真っ向から対立した。原告側は目撃者4人を含む10名の証人尋問申請を行なったが、証人尋問も直接行なっていない新任の松村徹裁判長は今年7月4日、申請を却下した。不当判決必至と判断した原告は7月7日、裁判長を含む3名の裁判官の忌避申立てるも、却下。8月25日、ついに築地署の櫻榮茂樹署長ら6名を東京地検に告訴した。
実際に起きた“事件”は極めてシンプルである。放置車両あふれる朝の築地市場前で路上停車(約20秒)をめぐって、交通パトロールの巡査と仕入れを終え市場を離れるため助手席に乗ろうとした二本松氏が言い争いになった。それだけだ。
ところが、興奮した巡査が「暴行を受けている」と虚偽通報して二本松氏を「公務執行妨害・傷害」で逮捕させてしまった。
今年8月末に二本松氏が刑事告訴に踏み切ったのは、築地署長ら6名の警察官としての虚偽公文書作成・行使等は明らかに不正であり、以前からその準備はしていたが、後述する国家賠償請求の裁判で、証拠に基づく公正な審理と判決は望めない状況になってきたからである。
ここではまず、告訴の内容に簡単に触れ、その後で「絶望の裁判所」の実態を報告する。
告訴状のポイントは次のとおり。
まず、二本松氏が公務執行妨害罪を犯した事実がないのに「暴行を受けています」と高槗巡査が虚偽告訴をしたことは、虚偽告訴罪(刑法第172条)に当たる。
さらに虚偽通報を受けて駆け付けた警察官に問答無用に後ろ手に手錠をはめてパトカーに押し込めさせたことは特別公務員職権濫用罪(刑法第194条)に当たる。
二本松氏を逮捕した築地署の警察官らは、暴行行為がなかったことを現行犯逮捕後の初期捜査や実況見分で認識をしていたにもかかわらず、内容虚偽の実況見分調書、被害状況写真報告書、現行犯逮捕手続書、巡回パトロールの高槗巡査と渡邊巡査部長の供述調書等を作成して検察庁に送致したことは、虚偽公文書作成罪(刑法第156条)・偽造公文書行使罪(刑法第158条)に当たる。
東京地検に提出した告訴状。二本松氏が暴行していないと認識していながら検察庁に送る書類を偽造し、特別公務員職権乱用罪も犯している、などを追及している。 |
以上が告訴状の概要である。とくに取り調べ官たちが「暴行行為がなかったことを認識」していたと示す根拠としているのは、虚偽文書の矛盾、変遷、非合理性によると主張している。
それに加えて逮捕当日に二本松氏が聞いた捜査員の言葉だという。二本松氏と警察官が病院にいって持病の薬を処方してもらい築地署に戻り、留置場に入れられる際の中島警部補の言葉である。
「『警察官といっても50過ぎの独身女なのだから。ごめんなさいと、よいしょしていればヒステリーなど起こさなかったのに。あなた60にもなってその辺をもう少しね』『俺たちだって彼女みたいな婦警に遭ったらかなわないよ』などと述べた」(告訴状より)
この言葉を聞いた瞬間、二本松氏は国家賠償請求を起こさねばだめだと決意したという。そして今回の刑事告訴は、検察なら強制的に警察の隠蔽している証拠文書捜査や目撃証人からの証言を聴取できるからだ。
さらに、5年前に提起した国家賠償請求訴訟で、日本の裁判の信頼性が根底から破壊されようとしている実態を世に訴えたいという意向もある。
ここで、再度「築地市場事件」の概要を整理し、その後に「日本の裁判の信頼性が破壊されようとしている実態」に迫ってみたい。
事件はこうしてつくられた
2007 年10月11日早朝6時40分頃、二本松氏は事件の1年半前から2度行なった両目の手術で運転できず、妻が運転する乗用車で仕入れにいつもより遅れて築地市場へ急いだ。
市場前は放置車両であふれ停車する場所がなく、妻はまず二本松氏を降ろし、その間3回移動し、事件現場近くの公衆便所入口の真正面辺りに停車、運転席でラジオを聞きながら夫の帰車を待っていた。
指定放置駐車禁止場所ではあったが、周囲の放置車両とは異なり、運転者である妻がいつでも運転出来る運転席で待機していた。
市場場内から戻った二本松氏が枝豆を買い忘れたのに気付き、徒歩約3分の八百屋に走った。
ここからいよいよ“事件”が始まるのだが、二本松夫妻や、一部始終を目にしていた目撃者によれば、以下のとおりだった。
事件現場の見取り図。 |
8時頃、高槗巡査と渡邊巡査部長が、前方の市場正門辺りからガソリンスタンドにかけて、法定駐停車禁止場所の放置車両を、一応覗いて、取締りはせず、
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二本松氏の妻が事件の翌日以降に作成したチラシ(A3判)。事件現場で目撃者をさがすと、立て続けに目撃証人が現れた。墨塗り部分は、目撃した状況を話した人たちが語った内容のメモや連絡先。
松村徹裁判長の履歴。1月にこの裁判を担当するようになったが、原告2人と被告2人の警察官法廷証言を聞いていない。また、築地警察署作成の文書を提出させていないのに、今ある証拠類だけで判断できるとし、4人の目撃者証人尋問の申請を却下した。この決定は、警察と検察サイドに明らかに有利になる。(新日本法規出版株式会社サイト)
原告・二本松氏らと被告・高槗巡査と渡邊巡査部長の主張は食い違い、矛盾点は多い。だからこそ第三者である複数の目撃者証言は必須だ。
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読者コメント
左写真「負傷」したとする「青く(?)凹んだ」右手首が「押された直後見る見るうちに赤く3㎝も腫上がった」ように見えますか? 現場では逮捕狙いの虚偽通報のため,興奮して左手を挙げてアピールしたものの,午後「上司に診断書をとってきて,と言われて」(法廷証言)はじめてとったようだが,そもそも虚偽のゆえ,どの手を挙げたか分らず右手になってしまった,ようだ。
左記林克明氏はこの築地署デッチ上げ事件に対し、現場において目撃証人取材、裁判長らの訴訟指揮取材、原告・被告らの証人尋問取材を通じて、事件の真実を第5弾まで追跡しています。ぜひ閲覧して頂ければこの事件の真の恐ろしさが分ります。
⑤警察官の虚偽通報に端を発したデッチ上げ捏造事件の6年半余の長い国賠裁判で、築地署・東京地検の犯罪を隠蔽するため被告都・国は計22名指定代理人らを投入したが、原告らは裁判過程でこの不公平な税金の無駄遣いをも、その財源に税金を納めている国民にぜひ知って戴きたいと考えてきました。この事実もより多くの方々に拡散して頂ければと存じております。
④第1審の勝訴も警察・検察の証拠隠蔽、事件捏造を秘密にする蜥蜴の尻尾切り判決でしかない。「被告らは本事件の発生の原因・この種の事件発生を未然に防止するための方策、並びに本事件に直接・間接に関与した特別公務員の処分内容を明らかにした謝罪文発行」は却下されたままである。
③今回マスコミ各社の報道は主に勝訴判決の要旨を伝える内容にとどまっているが、左記林克明の取材報道のように真実を伝えて警察・検察の違法行為を糾弾して是正を促す内容が望まれる。よって、本マイニュースジャパンの読者の方々による真実の記事の拡散して戴ければ幸いに存じます。(④に続く)
②報道各社は単に国賠裁判における判決文をそのまま報道するのみで、警察・検察・裁判所の闇の部分にまで踏み込んだ取材報道する社は今回は無し!(③に続く)
①平成28年3月18日第1審勝訴!応援して下さいました皆様に感謝!感謝!引き続き応援方。地裁判決は高橋真知子・渡辺すみ子両警官の公妨事件捏造を認めるも、証拠隠蔽・事件捏造を主導した捜査警官(中島有侍警部補・前橋淳一巡査部長・小島修平巡査部長)、五島真希検察官の責任は回避させようという意図が明白。(②に続く――原告より)
日テレ上重アナ報道で『週刊文春』を提訴の文中に「極めて悪質な内容」とあるが、「極めな悪質」な偽装工作・捏造と言えば、築地警察署の「交通違反偽装&公務執行妨害ねつ造」である。
美濃加茂事件の中林受刑者の供述の微妙な変遷等よりも数十倍も明らかに変遷に次ぐ変遷を繰返している「築地署・東京地検公務執行妨害デッチ上げ事件」の被疑者高橋真知子巡査,渡辺すみ子巡査部長の供述・陳述・証言の捏造の虚偽性を,一度も直接証人尋問もしていない故,判らなかったとでも松村徹4代目の裁判長らは言うのであろうか?
美濃加茂事件より更に警察・検察の隠蔽捏造度が高いこのデッチ上げ事件をご注目方!
コイツら(権力ヤクザ)とやりあうと集団ストーカー(強制尾行やまとわり)を仕掛けて来ますよ。
警察の天下り先や企業にも注意して下さい。
コイツら(権力ヤクザ)は関わらない、相手にしない協力しないのが一番ですね。
しかし降りかかってくる火の粉は払わないと行けませんよね。
認めないから地道に国民の敵でしかないことを裏金と共に知らせて行くべきですね。
運転手の妻はまさにゴールド免許を目指していた時期で,事件後の更新時にゴールド免許証の取得ができたのである。こういう者が,警察が捏造したように「2度の移動警告に抵抗する」訳がない!一般的にも有りえない。どうして一国家の国民の為の特別公務員・警察官(組織)が,ここまで悪質で杜撰な捏造をするのか!?こういうものこそが「美しい日本国」社会の危険なゴミ・汚染泥ではなかろうか?アンタッチャブルでいいのか!・・・
告訴人二本松進が帰車し,車の運転席右辺りにいた高橋真知子巡査と言葉を交わすまでは,運転席に座っていた妻は両巡査らと一切言葉を交わしていないのだ。それなのに「女性(妻)は車の後ろに立っていて,2回移動警告しても,“なんなのよ〜”と抗議しながら,20㎝しか移動しなかった」と被告証言台で偽証した。捏造はまだまだ続く・・・(事実は掲載記事参照)
この事件は一見ただの誤認逮捕事件であるが,実はそれよりもっと恐ろしいのは,その裏での「仕事」である。当初は私憤解消に【脅迫・虚偽逮捕】といった違法行為だったが,その後の【隠蔽・捏造】などは,関わっている者以外は想像もつかないほど恐ろしいものである。(参考:被告らは代理人だけでも延べ20人以上。)
後から現場に来た運転手でもない告訴人に,私憤に任せ,黒カバンを前に突出し「免許証出せ!」と違法に迫ったことに気付くや,今度は「適正な取り締りを妨害した」と偽装・デッチ上げ,高槗真知子及び渡辺すみ子両巡査がコソコソ相談の直後,虚偽通報してしまったのが,真実!
実際はたった5分間(被告ら2人は寄添ってコソコソ話している際,時計を見ながら確認した)の事件を,築地警察署捏造班及び高橋真知子・渡辺すみ子両巡査らのデッチ上げた事件は15分〜20分は要することになる。27年間築地魚市場通っていた告訴人はもちろん,実際も全く取り締ろうともしなかったのが,真実である。築地署前橋淳一巡査部長も事件当日,面会に来た第3者にはっきりと「こっちも取り締るつもりはなかった」と明言したのだ。その時のメモもある。⇒全く取り締る対象に当たらないのである。
その2:
なぜ,築地署は「・・・目撃者を探してます」等の看板を出さないだけでなく,こういった現場での“多数”の目撃証言や,手持ちの誤認逮捕後の現場での本件車両写真等々を隠蔽(秘密保護)し,提出拒否しているのか?
それらが,「事実を証明し,築地警察署の捏造の証拠となってしまうから」の一言に尽きるのではないか!
その1:
「事件現場見取図」の⑩の所は,目撃証言者が駆付けた男性警官と妻に「暴行なんて無かったよ」等と証言しているところ(同時に他所からも「なんで逮捕かよ。おかしいぞ」等の声も上がっていた),その警官に「こっちで名前・住所・電話番号等全部聞くからあなたは心配しないで,車に戻って待ってて」と,妻が制止された場所。なぜ(その2に続く)
この事件の被害者男性は、糖尿病の関係で眼を悪くして事件より5年前から運転していなかったが、車に乗り込み逃走しようとした、と警察官が証言した。不可解な点が多すぎるので、再度の証人尋問が必要だ。
原告の妻は「マジシャンだった」とでも言うのか?!誰にも気付かれず,一瞬で「車内で運転席から助手席に移ったが,その移るさまは見ていなかった」と両巡査は法廷で被告証人尋問時証言したのだ。約100人の観衆が注目している中,誰1人として,両巡査以外この派手な「逃走場面」を目にしていないことになる。
こんな摩訶不思議な法廷証言をして「事実だ」と宣うのが,被告人高槗真知子・渡辺すみ子という女性警察官なのだ。果して裁判長の判断は如何に?
大の大人が乗用車のドア内側に立っていたら,手首だけ挟まれるかな。ちなみにやってみたら不可能だった。
「絶対行かせない」「逃走を阻止した」と主張している者が,逃がすまいと虎視眈々していたはずなのに,二人とも「妻が(約100の観衆が注目している中)車内で運転席から助手席に跨ぐのは見ていなかった」とは,誰も信じられないではないか。こういうのを虚言・捏造と言わずしてなんと言うのであろう。
左写真「負傷」したとする「青く(?)凹んだ」右手首が「押された直後見る見るうちに赤く3㎝も腫上がった」ように見えますか?
現場では逮捕狙いの虚偽通報のため,興奮して左手を挙げてアピールしたものの,午後「上司に診断書をとってきて,と言われて」(法廷証言)はじめてとったようだが,そもそも虚偽のゆえ,どの手を挙げたか分らず右手になってしまった,ようだ。
記者からの追加情報
9月20日(土)13:30開場 14:00開演
場所 穏田区民会館1階集会室
渋谷区神宮前 6-31-5 電話:03-3407-1807
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