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松下、CM全とっかえも業績絶好調でマスコミが言えないこと

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松下のホームページより。テレビCMによる告知の量は半端ではなく、常軌を逸している。
 松下電機産業が2月2日に発表した10~12月期の業績は、プラズマテレビの売上などが絶好調で、売上高が過去最高に。通期の業績予想も上方修正した。同社は書き入れ時の年末商戦を前にした12月10~19日、全てのテレビCMを中断し、石油ヒーターの告知CMを流し続けていたが、図らずもCMがなくても売れることを証明する結果となった。

 電通に首根っこを掴まれている新聞・雑誌・テレビは、CMスキップ機能の普及などでCMの効果がなくなっていることを一切、解説していない。

Digest
  • 回収率の低さもCM影響力低下を示す

一酸化炭素中毒による死亡事故を受け、同社は12月10日から19日まで、全てのテレビCMを中断し「お知らせとお願い」の告知広告に差替えた。その数は、テレビスポットCM(15秒)の差し替えだけで、全国16,500本、その他に、提供番組CM(60秒,30秒)も全国700本に上る。

こうしたマイナスイメージに加え、広告効果の機会損失による販売減が心配されたが、2005年10~12月期連結決算は、営業利益が前年同期比47%増の1,294億円。プラズマテレビやデジタルカメラが好調で、売上高は四半期としては過去最高の2兆3,984億円となった。

プラズマテレビの販売額は、前年同期比で倍増。デジタルカメラも「LUMIX FX9」が05年12月のシェア1位を達成するなど好調だった。こうなると、CMの存在意義が議論になってもおかしくない。

回収率の低さもCM影響力低下を示す

実際、あれだけクドいCMを流し、10年以上前の製品を一台5万円で引き取るというのに、回収率のほうは、名簿把握進捗率が全出荷台数の約60%(1月26日発表)と未だに低く、その点からも、テレビCMがいかに影響力がなくなっているか

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CM=トイレタイムw2008/02/01 02:49
消費者2008/02/01 02:49
あるみ2008/02/01 02:49
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