My News Japan My News Japan ニュースの現場にいる誰もが発信者のメディアです

ニュースの現場にいる誰もが発信者のメディアです

自動車(出世の法則)

情報提供
 自動車業界での出世の特徴を一言で表すならば、「とりあえず10年」だ。トヨタ、日産、ホンダの大手3社とも、まずは業界のこと、車のこと、会社のことを、じっくり学ぶ期間として、30代前半までは低めの賃金で下積み仕事に終始する。
Digest
  • とりあえず10年
  • 30代で差がつく日産
  • 日産は絶対評価・ホンダは相対評価
  • 「名」と「実」がずれるトヨタ

とりあえず10年

大手3社とも過去最高益を毎年のように更新しており一時金は若干増だが、ゼロコンマ何ヶ月の世界なので騙されてはいけない(2006年度はホンダで、年ゼロコンマ3ヶ月増)。

30歳では、大手3社とも年収600万円程度にとどまる。抜擢人事で、ソニーのように「20代でリーダー的なポジションに就き年収800万円」は起きない。

日産の30代社員が強調する。「(一般には)ゴーンの外資っぽいイメージが強いですが、実際には“泥臭い日本の会社”。短期集中型でスキルアップしようと思っても無理です」

これは、家電等に比べると、最終製品が巨大で、膨大な数のパーツの集合体であるため、関連する膨大な下請け会社や社内の組織間の連携が重要となることと無関係ではない。

長年、積み上げてきたケイレツ企業との関係、社内に固有のカルチャー、上下関係や部門間の力関係などを体験的に熟知していなければ、円滑にモノ作りが進まない。経験がモノを言う世界だ。

決して、1人の突出した天才(たとえばソニーの久多良木氏のような)の力でグイグイ引っ張って成功する業態ではなく、

この先は会員限定です。

会員の方は下記よりログインいただくとお読みいただけます。
ログインすると画像が拡大可能です。

  • ・本文文字数:残り1,503字/全文2,022字

日産自動車のキャリア

公式SNSはこちら

はてなブックマークコメント

もっと見る
閉じる

facebookコメント

読者コメント

2008/02/01 02:51
※. コメントは会員ユーザのみ受け付けております。
もっと見る
閉じる
※注意事項

記者からの追加情報

『PRESIDENT』2006/7/10発売号 の原文です。雑誌版では、紙幅の制約から3~4割カットされており、広告主への配慮もなされています。解説(総論)は、こちら をご覧ください。
本文:全約2,200字のうち約1,600字が
会員登録をご希望の方は ここでご登録下さい

企画「ココで働け!」トップ頁へ
新着のお知らせをメールで受けたい方は ここでご登録下さい(無料)
サンプル記事をご覧になりたい方は、こちらへ
■社員を紹介していただいた方、取材を受けていただいた方には、
会員IDおよび薄謝進呈いたします。ご協力のお申し出をお待ちしております。
ご連絡先E-mail:info@mynewsjapan.com