「世界のトヨタ」工場でストリップショー 「触れあい」活動で女性にお触り
「トヨタフィリピン工場」で起きたストリップの一幕 |
掲載した「写真」を見て、「いったい何だコリャ!」と驚いた人もいるだろう。もちろん「マイニュースジャパン」に全裸女性が登場したのは史上初のこと。現場の状況は、音声とともにご確認いただきたい(会員限定)。
◇上半身をまさぐり、股間に手を入れる男たちこの「写真」は、携帯で撮影された映像から切り取った静止画像だ。ヒンシュクをかうのを恐れずこんなものを載せたのは、これが、トヨタによる現地社員の違法解雇(終身雇用は日本国内のトヨタだけのようだ)と労組対策(懐柔策)といったトヨタ式労務管理の一環として行われている現象だからだ。詳しいことは後ほど説明するとして、まずは入手した2本の映像を“実況中継”してみよう。
がぶりつく社員 |
1分14秒でこの映像は終わった。
もう1本はわずか21秒だがもっと大胆だ。
タバコを指に挟んでテーブルに横たわる女性を囲み、1人は上半身をまさぐり、1人は股間に手を入れている。女性に恥じらう様子は全くなく、明らかに「プロ」と思わせた。
さてこのストリップ、なんとフィリピントヨタ自動車(TMP)の工場敷地内の建物の中で、しかも夜勤時間中に演じられていたのである。
社内で堂々とストリップショーが開かれ、男たちは卑猥な声を上げて、触り、写し、大いに楽しんだ。「世界のトヨタ」の工場で。
◇トヨタの会社行事PTは「女性」が付き物?
今年(2006年)4月1日夜、工場敷地内の一室で、夜勤中の保守部門の従業員9人が参加し、「PT」と呼ばれるミーティングが開かれた。主宰はフィリピン人のN課長。
PTとは「Personal Touch of Boss」の略で、要するに管理職と部下がコミュニケーションをはかるために催す懇親会のことだ。費用は会社持ちという。
TMPの広報担当者によると、PTは「会社行事」の1つとされ、通常は社外で開かれるという。その際、しばしば「女性」が付き物となり、ストリップから買春にいたるケースさえある、とは別の社員の証言だ。
現に、問題の日のあとで、溶接部門の従業員が集まった社外のPTでも、「飲食後にストリップダンサーを呼んだ」と、参加者は語っている。コミュニケーションを図るとしても、とんだ“潤滑油”が用意されることもしばしば、ということか。
くだんのストリップは、午後9時ごろから始まった。“レンタル”された女性が社内に呼ばれ、飲食とともにショーが繰り広げられた。
この場を取り仕切ったN課長は率先して楽しんだようで、ビデオにも淫らな笑みを浮かべて騒ぐ様子が映っている。
だがその代償は安くなかった。
◇参加者の処分も「現地マター」と繰り返すトヨタ本社
彼は、5月22日の朝礼で数百人の従業員を前に謝罪するハメに陥ったというし、現在は出勤停止状態との情報もある。
明らかにプロの動き。日本人社員もたん能? |
A上司は女性である。
いったいどんな気持ちで映像を見、戒告文書を書いたのだろう。
一方、この件について、日本のトヨタ自動車は“頬かむり”を決め込んでいる。「度を超えた行為があった」としつつも、「現地のルールに則って厳正な処分をしたと聞いている。それ以上のことはわからない」(広報部)というのだ。
TMPには、社長はじめ幹部を送り込んでいるにもかかわらず、本社は「現地マター」を繰り返す。
だがTMPの担当者は、「PTには日本人社員が参加することもある」という。ひょっとしたら、日本人も「ストリップ」を“たん能”したことがあるのかも。
◇フィリピンで認められた正式組合を無視して227人を解雇
1989年から操業しているTMPは、マニラ首都圏に隣接するラグナ州サンタロサに78ヘクタールもの広大な工場をもち、カムリ、カローラ、イノーバを生産している。
従業員は約1,300人。同工場は2005年に3万6,000台を生産し、フィリピン市場の37%を占め、ナンバーワンの座にある。
従業員によると、PTは6年ほど前からしばしば開かれるようになった。その背景には「労使紛争」が絡んでいるとの証言がある。
発端は、2000年3月。この月、フィリピントヨタ自動車労組(TMPCWA)が承認選挙で過半数を獲得した。フィリピンでは、従業員の過半数が選挙で承認すると団体交渉権をもった正式な組合と認められるため、労働雇用省は組合認定の判断を下した。
会社も当然、組合を認めるものと見られていたが、さにあらず。ここから事態が錯綜していく。まず2001年3月、日本では終身雇用をうたうトヨタだが、現地では組合員を一挙に227人解雇(うち136人がいまも解雇撤回を求めている)。これに抗議して組合は2週間のストライキを
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トヨタのPT活動。会社の費用でパーソナルタッチ。PTとは「PersonalTouchofBoss」の略で、国内の「触れあい(HUREAI)活動」にあたる
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はじまりすぎているw
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読者コメント
社会人では当たり前の大人の世界ですよ。当時のセクハラも今では強制わいせつへとエスカレートしてますし、どこの企業でもあることですよ。派遣女性なんかセクハラ嫌がっただけで解雇されてますからねえ。
中学校と同じく、企業にも風紀委員が必要ですね。少なくとも、企業活動としてやってはいけないことだと思う。
トヨタの社員がデリヘルやキャバクラにお金をつぎ込みすぎて借金をするまでになったことがある。だからデリヘル、キャバクラ禁止令がでたらしい。今となってはうわさとは思えない…。
ううむ、ディーラー系は昔からエグかったですが、工場もですか...。某セクハラ事件を思い出しました。そういう風土だということでしょう。
トヨタの技術南門駐車場で車に多数の引っかき傷をつけられているのを見ました。あまりの被害車数の多さに驚き、保安に連絡に行くとまともに相手されず。「よくあるよ」だそうだ。ホント、腐ってます。
すみません。日本には見本になる立派な大人がほとんど居ません。それを見て育った子供が、一流の社会人には成れないと思います。
一流外資ではあり得ない話です。トヨタ教のモラルの低さに唖然。
トヨタ社員の給与額なんて知れてる。どうせ地元名古屋のソープで姫あいてに威張り腐るのが彼らの憂さ晴らしだろう。トヨタ車は確かに素晴らしい性能とコストパフォだが、こうした尊い社員の犠牲の上に在ると思うと心が痛む。
こないだのお客さんの事ですが「俺はトヨタの社員で金はあるぞ」って自慢していて嫌な感じでした。
旦那もトヨタです。デリヘル検索を一生懸命しているので、問いただしてみると、上司の命令だといいます。本当は、どうなのか?こういう会社ならそれもあり?どこに文句言えばいいの?
OOPさん申し訳ございません。南駐車場は駐車場内ですらまともに駐車する事が出来ないんです。派遣の言うことなど聞いてもくれません。
トヨタは『自動車絶望工場』の頃から何も変わらない。経営倫理や哲学のない会社だ。だから別に驚かない。以前あった北米トヨタ役員のセクハラを思いだしたよ。。あれは現地社長だっけ?
世界のトヨタと言われるほど海外では現地人や文化を見下してこのような行動になってしまうのでしょうか?日本人駐在員を無くしたら良いのでは?
モテる男は妬みを買って出世出来ない。とか言いますけど、社内でもその手の話はありませんか?あと、上司に口説かれたりとか。ないですか?
私の仕事でも、こんなこと。ただ、社外でね。それを、仕事にしている女性も。
エロといえばデンソー。中国出張では売春宿へいくのが当たり前、とファミレスで大声で語ってましたが。
トヨタ本社の技術南門付近ではいつでも社員の車が路上駐車。やめてください。
立場変われば。。ですが、俺の家は4台全部トヨタ社製です。ハッキリ言って平均値全メーカー一位じゃないかなあ。でもトヨタには就職しないな。。
トヨタは私の勤務先の得意先ですが、こんな会社から毎年怒鳴られながら値引き要請されているかと思うと腹が立ちます。
ま、海外で流れているトヨタのCMはこんなですから。見る目というか印象が変わります。謎の生物=トヨタみたい。http://www.youtube.com/watch?v=UkN-lph8Xu4一方で、こんならしいCMもありますけどね。http://www.youtube.com/watch?v=9Af1-XFdHTI
過労で亡くなった内野さんを始め、真面目に働いておられる従業員の方々が知ったらどう思われることやら?売上の拡大に組織の整備が追い付いていないんでしょうね。にしても、キワドイ写真だなぁ。。(~~
海外は規範が甘そうですね。北米トヨタの大高英昭社長も小林さやかと言う秘書の女性からセクハラで訴えられて、総額1億9000万ドル(約217億円)の賠償を求められてましたよね(額がすご過ぎ。^^;)。調べてみたら、既に金額や条件などは非公表で和解済みでしたが、大高社長はもちろん辞任(秘書も危険な存在ですね)。
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