トヨタで死んだ 30歳過労死社員の妻は語る(2) 利益1兆円を生む「賃金のつかない業務」
トヨタ堤工場前で夫の遺影を持つ内野博子さん。夫は、写真背後の堤工場内で死亡した。 |
◇カムリ、ウィンダムの品質検査業務に携わっていた夫
◇「必要なものを、必要なときに、必要なだけつくる」トヨタ
妻の博子さんの話や、これまでの法廷で明らかになったことをまとめれば、どのようにして一社員が追い詰められていったかが見えてくる。
自動車の生産ラインはいろいろな工程があるが、健一さんの部署の前段階がプレス工程、後の工程は塗装・組み立て工程だった。健一さんは組み立てラインの外にいて、ライン作業者からの情報を受けて、前工程や後工程にフィードバックしていた。
トヨタでは品質管理が徹底していて、総合的品質管理(TQC活動)が非常に重視される。「ジャスト・イン・タイム」方式といって、必要なものを、必要なときに、必要なだけつくる方式だ。
たとえば、1台の自動車をつくる過程で、組み立てに必要な部品が必要なだけ、そのたびに生産ラインの脇に到着する。こういうやり方が徹底されると在庫がほとんどなく、とても効率的だ。
これに加えて厳しい品質管理が要求されるのである。
◇謝罪、怒鳴られるのが夫の仕事だった
各工程のラインの脇に、必要なときに必要な量だけ部品が届けられるジャスト・イン・システムが成り立つには、健一さんが行なっていた各工程での品質チェック・不具合処理が不可欠。
各工程で不良品を出して、ラインを停止させるようなことがあれば、トヨタシステム(在庫をかかえない)の確立はありえない。不良車が発見されたときは、次の工程に行ってGL(グループリーダー)かCL(チーフリーダー=工長)に謝罪する。
それと同時に不良車を出した部署にすぐに連絡。不具合の修理担当者を決めて、具体的な修理の段取りも指示しなければならない。
このときに、ラインを動かしながら修理するのか、ラインから車を下ろして修理するのか、それともライン全体を止めるのかなどの重大な決断が健一さんらに求められていたのだ。
効率最優先のトヨタ・システムで、万が一にもラインを止めることになれば、大変な失点となる。
職場委員会議と聞けば、組合活動のように思える。しかし、そもそも入社と同時に現場作業に携わる全従業員が組合に加盟しなければならないユニオンショップ制だし、どう考えても組合活動=会社の仕事だ。
「お昼ご飯も食べられないこともあるんですから、組合がなければだいぶ楽だったと思います」と内野さんが言うのもうなずける。
これも“インフォーマル活動”かと、外部の人間には不思議でしかたない作業が、「QCサークル活動」である。
「夫の内野健一は、1989年に入社以来トヨタ自動車堤工場で働き、『カムリ』や『ウィンダム』のボディー品質検査業務に携わっていました。だが、夫の健一さんの様子が明らかにそれまでとは違うと内野さんが気付いたのは、亡くなる前年の2001年夏からだという。
変則的な夜間勤務で家族水入らずで過ごす機会は少なかったのですが、最初はそれなりに過ごしていました。しかし、昇進してEX(エキスパート=班長)になった2000年くらいから残業が増え始めました。
それでも、EXになった当時は、一直(早番=6:25~15:15)勤務のときには、残業を済ませて夕方6時に帰って、6時半くらいに食事できていました」
「この年(2001年)の子どもの誕生日6月12日の2連休が、最後に自分の都合でとれた予定年休でした。蒲郡にある『子どもの国』に遊びに行って楽しく過ごしました。こうして健一さんの疲労は蓄積していったのだが、彼の日常や工場での仕事内容、とりわけ神経をすり減らした生産ライン以外の仕事内容は具体的に何だったのか。
このときから亡くなるまでの9ヶ月間は自己都合の休みはとれていませんでした。その9ヶ月間の働く様子は、明らかにそれ以前とは違って異常だったと思います。
『休みはとれないの?』と聞くと、『ちょっと無理だな』と言っていました」
◇「必要なものを、必要なときに、必要なだけつくる」トヨタ
妻の博子さんの話や、これまでの法廷で明らかになったことをまとめれば、どのようにして一社員が追い詰められていったかが見えてくる。
「他の社員と同じように、夫は車で通勤していました。自宅から工場の駐車場まで約25分。工場はとても広いので、職場につくまでに時間がかかります。地下道を通って工場の門に入り、それから各工場の横を抜けて、車体工場まで入ります。夫の健一さんが働いていた車体部品質物流課は、製造される自動車のボディーに、ゆがみや傷、くぼみがないかどうか品質管理をする部署だ。
その途中にあるロッカーで着替えるのです。夫は車体部品質物流課で勤務していました。
始まる30分か1時間近く前には着くようにしていました。渋滞などを考慮して、みんな早めに着くようにして、何かしらやっていましたね。
その時間の半分くらいは仕事として認めてもらいました。
残業には2つあります。ひとつは車をつくるラインに就いている人の残業です。車を作る人はそこに張り付いていなければなりません。EXになってから夫はライン外の残業をするようになりました」
自動車の生産ラインはいろいろな工程があるが、健一さんの部署の前段階がプレス工程、後の工程は塗装・組み立て工程だった。健一さんは組み立てラインの外にいて、ライン作業者からの情報を受けて、前工程や後工程にフィードバックしていた。
トヨタでは品質管理が徹底していて、総合的品質管理(TQC活動)が非常に重視される。「ジャスト・イン・タイム」方式といって、必要なものを、必要なときに、必要なだけつくる方式だ。
たとえば、1台の自動車をつくる過程で、組み立てに必要な部品が必要なだけ、そのたびに生産ラインの脇に到着する。こういうやり方が徹底されると在庫がほとんどなく、とても効率的だ。
これに加えて厳しい品質管理が要求されるのである。
◇謝罪、怒鳴られるのが夫の仕事だった
「夫の仕事だった品質管理ですが、ふつう品質管理というと出来上がった自動車をチェックするのだと思われるかもしれません。
しかし、生産ラインの塗装、組み立て、といろいろある全ての工程でライン作業を行ないながら完全な品質チェックがされて次の工程に送られるのです。
ひとつの工程できっちりとチェックして不具合を改善しないと、次の工程に引きつげません」
職場委員出席簿。一応は組合活動だが、実質的な業務である。土日に研修もあり、昼休みの会議が長引けば昼食もとれない。 |
各工程で不良品を出して、ラインを停止させるようなことがあれば、トヨタシステム(在庫をかかえない)の確立はありえない。不良車が発見されたときは、次の工程に行ってGL(グループリーダー)かCL(チーフリーダー=工長)に謝罪する。
それと同時に不良車を出した部署にすぐに連絡。不具合の修理担当者を決めて、具体的な修理の段取りも指示しなければならない。
このときに、ラインを動かしながら修理するのか、ラインから車を下ろして修理するのか、それともライン全体を止めるのかなどの重大な決断が健一さんらに求められていたのだ。
効率最優先のトヨタ・システムで、万が一にもラインを止めることになれば、大変な失点となる。
「とにかく、不具合を解消するためのトラブル処理がメインでした。前の工程と後の工程を夫は行き来し、対応します。足りないものを調達したり、予定どおりに行かなかったときは、関係部署にいって謝罪したり、激しく怒鳴られるのが仕事だったそうです。◇休みの日も班長会の広報担当として就業
謝るのが仕事みたいなものですが、謝る相手は上司ですから、よけいにストレスがあったのではないでしょうか。
よく怒鳴られたそうです。亡くなった日も、ずいぶん怒鳴られたそうです。いつもと違って顔がこわばっていたと上司から聞きました。後でこのことを聞いて胸が痛みました」
「生産ラインの残業が増え、それが終わってからの残業もだんだん増えていきました。とくにEX(エキスパート)になってからは、いろいろな役職がつきました。◇昼に組合・職場委員の会議、土日には組合研修も
これからお話することは、通常の業務における残業ではなく、それ以外にしなければならなかった仕事のことです。
たとえばEX会の仕事。班長会のようなものですが、EXになったら必ず入らなければならない会で、夫は役員に選ばれました。定例役員会は月1回。定期総会は1年に1度ありました。
昔は娯楽が中心でしたが、何年か前にレク活動は廃止の方針になっています。本来会社が行なうはずの地域参加のイベントや、EX社員の士気を高める弁論大会が主な活動でした。
弁論大会では弁士として、EXでない上司と何度も打ち合わせをして、工場大会まで出場しました。横のつながり、連帯感をもたせるための親睦会もあります。EX会の広報担当係でした。
いろいろなイベントがあるので、そのつどチラシやポスターの作成、細かな段取りや打ち合わせ準備、そして当日は実行・・・とやることは沢山あります。
イベントは休日に行なわれますから、その責任者である夫にとっては、表向きは休日でも身体を休めることができず、実質的には就業でした。
亡くなる1週間前の一直(早番6:25~16:10定時)明けには職制会もありました。これは、CL(チーフリーダー)、GL(グループリーダー)、EX(エキスパート)の三層で行なう三層会です。
EXは現在は職制ではないそうですが、慣例として職制会として基本的に参加です。お酒は一滴も飲めないのに、会終了までつきあわされて、自宅と反対方向に住む上司二人を車で送ってから、夜中の3時半に帰ってきました。
この日は早番でしたから、ほぼ24時間起きていたことになります。会社に抗議の電話をしようかと思いました」
「組合の仕事も、トヨタのなかでは仕事のひとつです。それで、組合の職場委員も何年かに一度はやらなければなりません。ここで年休調査、誰がどれだけとっているか調査などをします。
それから組合の評議会から降りてきた情報を皆に伝えたり、意見をまとめたりする仕事もありました。こういう仕事をしないと昇進できません。福利厚生業務が主であり、組合活動というより、会社の人事の業務という感じがします。私たちも組合会館(カバハウス)で結婚式を行ないました。
実は、組合というのものが、会社の中を変えようという組織だという概念が私には全くなかった、というより知らなかったのです。組合での夫の仕事を見ていて、労働組合の活動というのは会社の仕事・業務だと思っていたんです。
EXになるかならないかくらいのときに組合の職場委員は2年はやらなければなりません。夫の場合は、任期途中で海外出張になったので、1年半くらいで職場委員を辞めてしまいました。
そして、帰ってきてあと半年復帰するのかと思ったらそうではなく、亡くなる半年前の忙しい時期にもう1年任命され、任期半ばで死んでしまいました。
職場委員の会議は、お昼休み。だからお昼抜きになってしまうこともあります。お昼休みの職場委員の会議出席簿もあります。泊まりがけの組合研修が土日にあります。前の金曜日が遅番であれば参加できないので、そのような場合は、職場命令で金曜日が休みになりました。
ですからとりたくてとる年休ではないんです。
でも、裁判で被告の国からは『年休をとっているじゃないか』と言われてしまいました」
小グループ話し合いシート。自動車製造会社としては社員の交通事故は避けなければならない。そのため、毎日交通安全運動が行なわれ、リーダーだった内野さんは、グループ内の書類を全部まとめていた。 |
「お昼ご飯も食べられないこともあるんですから、組合がなければだいぶ楽だったと思います」と内野さんが言うのもうなずける。
「『評議会ニュース』をしょっちゅう持って帰ってきましたが、目を通せないくらいの多さでした。どういう状況か本人もわからなかったと思います。
職場状況の改善を目指す自覚的な組合活動だったら、自分の働き方や置かれた状況がわかるんじゃないでしょうか」
◇交通安全リーダーとして連日「話し合い実施シート」作成
さらに、健一さんは、交通安全リーダーも任されていた。車をつくる会社として、交通安全には細心の注意を払わなければならず、事故など絶対あってはならないことだ。
したがって交通安全リーダーの役目は重い。
「日常的な仕事としては、交通安全ミーティングの執行と小グループ話し合い実施シート(画像参照)の作成があります。また『ヒヤリハット』と言って、ひやっとした、はっとしたことがありますか、とこういう質問に答えるものもあります。◇自主活動「創意くふう提案用紙」を提出、チェック
通勤の間にそういうことはなかったかと用紙に書き込む作業があり、それを集めてまとめる仕事もしていました。誰がこうした、ああしたというのを彼が集めてまとめていたのです。社員としての義務。
これは毎日やっていたようです。万が一、同じ組で交通事故を起こしてしまった場合は、事故の対処もします。新入社員が運転免許を取ったときの指導も交通安全リーダーの仕事です。
猿投神社 というところに正月休みの最後には、みんなでそろって交通安全祈願に行かされていました。休み中とはいえ、そこに行かないなどということは許されません。
体調が良くなかったのですが、リーダーとして断るという選択はないです。栄養ドリンクを飲みながら後輩を乗せて行きました」
◇倒れる直前、朝6時16分まで自宅パソコンで仕事「創意くふう提案用紙というものも書かなければなりません。これは期間従業員も含めてすべてのトヨタ自動車の従業員が月に1度提出することになっています。
創意工夫提案書。月一度の提出が事実上義務付けられている。何度も書き直されることもあり、(下)は上司の指示で休日出勤し、内野さんが書き直したもの。このような活動もあって、会社に巨大な利益がもたらされる。
現状と問題点、改善案、その効果を具体的な数値で表します。そして改善に必要な費用も書き込みます。いわゆる改善活動です。EXになるとまとめ役。月に1回全員が提案表を書かなければならないのです。
しかも、勤務時間中に書いちゃダメです。これは会社側いわく“自主活動”であり自主的にやっているから仕事ではない、と。
この用紙をみると、こういうことをやると、これだけ能率があがる、ということを数字まであげて検証しているのです。どうみても仕事のように見えます。
いいものを書くと賞金が出るんですね。500円とか。本当に優れているものには5000円。夫が死ぬ2ヶ月前に書いたものは、2週間前に休日出勤をして再度上司と練り直し、6000円(画像参照)がついています。
亡くなった後に振込みがあって分かりました。(班の中で)ひとつはいいものを出さなければならないので、他の人の提案用紙も夫はチェックしていました。
『書き方はこうしたほうがいい』というアドバイスもしなければならないのです。なかには、たまに書かない人もいたようです。仕事じゃないからやらないという意思表示をする方も、まれにはいらっしゃるようです。そういう方は、相当な覚悟をしなければなりません。
しかし、書かないと会社の評価は下がるし、夫はEXとして皆に出すように言わなければならない立場です。書かない人の分を書いていたこともあります。
しかも、提出するときに何回も上司に書き直されたこともあります。たとえば、6000円がついたものがその例です。そして、内容については実際に職場で改善をしてから報告をしているケースもあれば、内容が良いからとその後に実際に現場で改善されるケースもあります。
いずれも会社のコスト削減に一役も二役もかっているのです。
夫の祖父もかつてはトヨタの従業員でしたが、創意工夫による改善が特許に値するほどのもので、大臣表彰を受けています。ですから、祖父は創意工夫が仕事でないなんておかしいと言っています。
これが自主活動ですか?
どう考えても業務です。
それなのに、トヨタの社員に聞くと、『インフォーマルだ』と言うのです。どこまでが仕事に入るかわからないけれど、こういうことをやるからトヨタはいい会社だ、という考えになっちゃっている。
『仕事じゃないけど賃金のつかない業務』といって社員も納得するそうです」
これも“インフォーマル活動”かと、外部の人間には不思議でしかたない作業が、「QCサークル活動」である。
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"この日は早番でしたから、ほぼ24時間起きていたことになります。"インターバル規制いれたら解決。けど、どうステップ踏むかはいろいろなんだろうな。
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トヨタ死ねよ。
身しかなことを解決もできない企業、でかいだけなら霧でもできる。
無理か、女子工員を殺しまくった先祖の果てだもんな。
何時も思っていた。
改善って、必要な部品を省いて事故を起こさせる事。
単身の事故死なら、一寸だけ高めの補償金で消す。
世界規模なら、例のあれ。
世界相手に戦う現場戦士、言うだけタダの貴族的傲慢脳ぐされ同族経営死に晒せにゃーってか。
約10年もたってるが残業管理が厳しくなった以外は今も昔も変わらんな、今でもこれにQCリーダーや技能交流をやらされる人もいるしな。しかし入場にはカード通すのにどうやって↓2は日曜日に出社を?サービス残業も仕事開始前と終了後の1時間しかできないのに
トヨタはそんなものです!
私は全てこなしてますよ。
確かに、仕事はやり難くなった
QCやるのも、パソコン1台どうやって資料作るの
データ持って帰れないし、日曜こっそり会社で
QC 今日のサービス5時間
転職考えねば!
自分も働いていましたが、無理な業務で疲労骨折をして
飛ばされましたね。最後はトヨタ本社から人事部が来て示談しましょうと
下のコメントは、佐々木小二郎さんへのコメントです。トップの人選で職場環境や情勢が大きく変わる事もありませんか?例えば、奥田さんの時と章男社長になってからでは、同じでないでしょう。だから社長が変わったときは、それまでの問題がカイゼンされるチャンスだとも思っているのです。
大企業は献金、組織票、組合出身議員、広告費、スポンサー料などの複数の組み合わせ効果で、不都合なことが露呈し難い状況が作り出されているのではないでしょか?大企業が巧妙に追い出し部屋を作り偽装請負を行えば、他への波及効果は絶大ですが、早く問題にならなかった。健康問題は産業医、過労死は弁護士に丸投げしてその後は詳しく公表されないのでしょうか?労災をトヨタのムダにカウントし公表しないのはなぜ?
大企業とはそんなもんです。過労死にならないように働くことは、同時に出世も諦めなければならないことです。他人より良い生活を求めて、認められるように必死に頑張るのが正しいのか考えさせられます。
○○電器産業も、実態はTOYOTAとおなじでしたよ。
妻の博子さんの無念さは解かりますが、この激務を乗り越える人材を企業が育成し、そして世間に誇れる実績を上げて勝ち組企業となるのでしょう
大企業にありがちな逃げですね。トヨタの利益は従業員の血と汗から成り立っている。トヨタばかりじゃないです。役員は楽して天文学的な報酬を手にしている。奥さんは悔やみきれないでしょう。
一日16時間労働休日無しって会社からみれば世界のトヨタは労働者に優しい企業だと思いますし、給料の高さから考慮すれば転職したい企業であります。
わが会社カレンダーが月月火水木金金ですからね。そのかわり祝日だけは休めますが。
この事件のきっかけで、仕事が非常にやり難くなった
それは朝は7時以降に入門帰りは5時半までに出ないと叱られる、家での仕事が多くなった144時間なんてPJメンバーならザラ別にサービスなんて思わない。トヨタを潰さない為に俺は働く身体と心は鍛えまくる。
トヨタ生産方式等、様々な合理的な手法で利益を上げて来ましたが、それは人を人として扱わず、機械の歯車として扱う事だったのかもしれません。GL,CLリーダーたる者の管理責任でしょう。能力があるからといっても機械ではなく、人なのですから。
心よりご冥福申し上げます。
奥さんの証言は大変具体的で、関係者なら嘘偽りのない事実であると想像できます。
亡くなったご主人は大変に優秀かつ、周囲から期待されていたことも窺い知れます。
彼は一生懸命期待に応えようとして肉体の限度を超えて頑張ってしまった。
彼の死に関してまず直属の上司であるGL、CLの責任が、大きいように思います。唯一、彼にブレーキをかけられる立場にあったのだから・・・
自分達が異常な環境で育ったことに疑問を感じず、さらに環境が厳しくなってる若手を見て「近頃の若いもんは」みたいな感じで接するだろ?
あそこの労働環境が世界に知れたらヤバイだろうな。
加えて言論統制だろ?
いずれにせよまともじゃねーな。まさにカルト。
自分達が異常な環境で育ったことに疑問を感じず、さらに環境が厳しくなってる若手を見て「近頃の若いもんは」みたいな感じで接するだろ?
あそこの労働環境が世界に知れたらヤバイだろうな。
加えて言論統制だろ?
いずれにせよまともじゃねーな。まさにカルト。
トヨタは販売台数世界一になったので、アメリカ様からトヨタの労働者使い捨てをバッシングしてもらいましょう。アメリカからの圧力であれば、日本政府はスグ対応します。
内野さんの勇気に感謝します。社内事情はまさに内野さんの告白通りです。自職場だけかと思っていましたが、やはりトヨタ全体が汚染されていたんですね。業務外活動にどれだけ力を注いだかで人事評価が決まる会社です。やってられるか。今では本業も管理能力も無い小僧どもが一時的にそれらをやらされただけで高評価をされ、偉そうに現場を仕切るようになり混乱を招いています。
私も自動車の下請け企業で働いています。ちょうど、トヨタのライバル企業の下請けになるわけですが、残業がひどくて正直つらすぎです。トヨタの一件を機に、うちも変わってくれれば良いのに…日本中にまんえんするこの構造を何とかしてほしいです。マイニュースでも次はうちのとこを取り上げてよ~
もう労組というものは存在意義を失っているが、それにしてもトヨタの労組って一体何なんだ?連合は一体何をやってるんだ?今や労組を経験してから上級職になるのが道筋のようだが、それで労組といえるのか?
車体入社4年目で精神障害になりました。原因は過重労働、精神的重圧などで二昼夜徹夜などが頻繁にあり、精神的にも追い詰められていたが、若い社員をフォローする体制もなく、放かりぱなしにされ、真面目な性格の彼は精神的障害を起こし退社しました。そんな会社に大変憤慨しています。
オレはプリウス購入予定だが、ああいった安くて高性能な車が、こういった悲惨な犠牲の上に成り立っているのを初めて知り、鳥肌が立ちました。トヨタ役員が過労死したなんて聞いた事ある?トヨタ記念病院に勤める知人の医者も、勤務はきついゆうとります。うちらクリスチャンは、クルマで出発前は少し祈るのだが、これからは、トヨタ社員・関係者のために祈る事を加えます。
私も同じですよ、EXの給料でGLの仕事をしています。インフォーマルの役員もやっています。そして、この春離婚しました。仕事のせいばかりでは無いのでが・・・。確かに自分の時間は全くと言って良い程ありません。ですが、私の立場から見ると、その直属の上司(GL,CL)の責任のほうが問題だと思います。同じトヨタでも職場によって違いますから。
私の職場でも、つけられない残業があります。つけたくてもつけられない・・・期間工などによる応援者が職場の40%を占め、不良率UP→能率低下→サービス残業の増加 その他、設備故障や厳しい製品時間・・・問題がたくさんあります。会社にはもっと苦しい現場を見てほしい。
管理職に向かってやる気を出していたのでしょうね素晴らしいと思います残念です
http://www.warachan.com/同じ会社の管理職が持て余した時間でこんなホームページの運営しています。こんな、現場の生血すうような管理職もいるというのに。酷過ぎる。
サービス残業などという言葉がまかり通ること自体が日本の異常さを表しています。2年前ニュージーランドで半年間ホームステイしました。どの家の御主人も5時半には帰宅し、家事を手伝っていました。これが先進国での当たり前の生活風景です。サービス残業は欧米では犯罪扱いです。日本も法律ではそうなっているはずです。大企業に弱い日本政府の典型的な姿です。
不祥事だらけだし、いざという時にでも何の責任も果たさないのだから仕方がありません。
ひょっとして、トヨタや厚生労働省、与党を怒らせてしまったかな?それはないか・・?いよいよ、強者はより有利に、弱者はより不利になる弱肉強食の世界になってきましたね。セーフティネットなんてあってなきようなもの。政府に頼るのは辞めて、その代りに言いなりになる必要も最早ないと思います。納得行かない法や社会保険費乃至は公共料金、税金の支払いは断わっても構わないでしょう。
今朝の朝日新聞一面に、厚生労働省が、生活保護費の母子加算(子供1人の場合は月に約2万円加算)を段階的に3年で廃止する方針を固めた。と書かれていました。その代りとして、働きに出ていたり資格取得の為に就学している家庭に対しては、別途支援制度を創設するそうです。しかし、その場合でも支給総額は減る見込みだそうです。
う~ん・・・何回読み直しても、これは事実ですね~。文章は『読みやすく』・『インパクトがあるように』書いてあり、助長してるようにも見えますが、内容は・・・事実なんだなぁ~残念ながら...奥様の憤りが報われますよう、裁判での勝利を祈っております。亡くなられた内野様のご冥福をお祈りします。
しかし、家族や地域社会や友人関係など、人の属性や社会参加は仕事だけではありません。人が社会生活を送れるように最低限のルールを定めた労働基準法がないがしろにされています。過労で亡くなるとすれば、本末転倒です。私は左翼でも右翼でもないですが、この様な常識的な意見さえ雑音や偏った考えに聞こえてしまうくらい、今の日本ってある種仕事至上主義のイデオロギーに染まってしまっているのではないでしょうか。
某総合商社Iの経営者が「働け働けもっと働け」と本に書かれているのをよんで寒気がしました。また最近やたらとメディアにでる某居酒屋チェーンWの社長も同じような考えを宣教しています。仕事だけが生きがいで社会貢献なのだからできる限りの時間と体力をそれに傾けるのがすばらしいのだ、という観念が流布されているような気がします。たしかに仕事も大変重要で一番の生きがいになることもあるでしょう。
明日は勤労感謝の日か。祝日が休みでないトヨタ関係者の方々に敬礼。(;_;)>
すごい働き者だな。俺だったらサボるから絶対役職もらえないな・・・。この記事読むとどっちがいいとは言えないけど。
小泉総理の靖国神社参拝問題の際の違憲裁判と勘違いしていたと思われ候。。多謝。
そう言えば、総価&公明党の政教分離違反問題に関する裁判ってもうやってたかな? 民主側が負けたとか報道されていたような・・?で、司法もやっぱり時の政権寄りだねぇ~。とか言われてたっけかな?
豊田市の労働監督局の担当者数を調べてみてください。(ご存知だと思いますが。)後は、関係ありませんが、事故・死亡事故数の豊田市の統計。社員が関わる事故のもみ消しもかなり多かった?、という推測が容易に可能です。1企業の犯罪というより自治体としての犯罪体質。周辺住民も知っていて言えない。何なんでしょうね...。
但し、本当に命懸けになりますよ。怖っ
政教分離の原則から言えば、総価を母体とした公明党は存在自体が違憲の可能性を孕みますね。この点、気付いている人は気付いてるんですけれども、「おかしいなぁ~?ズルクない?」で大抵終わっちゃうんですよね。。まあ、仕方ないのかもしれませんけど。一度、裁判で争って貰って、最高裁の判断を聞いてみたいもんですね。その際、司法の独立も問われるでしょう。
否。3分の2と言えば、3人いれば2人が決めるという関係であり、一般的な人間関係面では良くないと言われますね。出来れば、4分の3以上として頂きたい処です。
総価学会や公明党は、本来民主党と手を結ぶべきであり、彼らの判断ミスが社会に大きな悪影響を与えていますね。池○大作氏に総価の代表が代って以来、金権組織になってしまったと言われることと無関係ではないでしょう。権力は腐敗するとはよく言ったものです。
尚、個人的にはどの政党も一長一短なので、全政党を合わせてうまい具合に欠点が補われるようになっているなぁ、と感じています。問題は、国会での採決方法が、インドの8割などに比べて、過半数の賛成で通過してしまう点にあるように思います。スピードは損なわれますが、3分の2位に上げる必要があるのではないかと感じています。
自民党はうまいですね。単独政権が無理だと分かると市民の互助会組織のような総価学会をバックとした公明党と手を組んで、一応表向きのバランスを取る。それによって、民主党の影は薄まってます。先進諸国中最悪レベルの政府の借金を作る等の責任を取ることのないままに政権与党であり続ける。本質的には変わっていないでしょう。遠からずボロが出てきますよ。そういった点も是非考慮して投票して頂きたい。
トヨタは奥田がトップに就いてから随分酷くなったような気がする。確かに奥田以前にも問題はあったが、今ほど酷いものではなかたし。
そして、恐らく当の自民党の予想を超えて、会社側は傲慢且つ非情な程に社員の生活や人権を無視した形で好き勝手にやっているのだと思います。政治において最も大切なのは心や思想のはずです。そこが適切であれば、半分以上の目的は達せられたも同然でしょう。一度政権交代が実現すれば、特に労働法制は大きく変わるかもしれません。本題から少し外れてしまいましたが、失礼致しました。
ワークライフバランスや会社と従業員の力関係のバランスが大きく崩れている現況の原因を考えられたことがありますでしょうか?政治家にはそんなに悪い人は多くはおられないと思いますが、日本の大企業による経済圧力団体である経団連が自民党に働きかけ、その自民党が戦後50年以上の長きに渡って政権与党であり続けたからだと私は思います。
先日、日経新聞の一面で、労働問題の著名な専門家である慶應大の清家教授が、元経団連会長の平岩外四氏の自宅が清貧である点などを挙げて、今の日本は十分に美しい国であるといったご発言をされていましたが、普段は鋭い眼力と見識をお持ちな方だけに、憂慮すべき傾向だと思いました。今の日本はまだまだ人権が真に尊重されているとは言えないはずです。
また、御用組合という言葉があるように、労組と経営者側が癒着し馴れ合いの関係になっていないかも監視が必要だと思います。
政治的には、民主党並びに連合を応援すべきですね。労働組合への加入者率が、経営者側の圧力等により年々下がって20%を切るまでになってしまっていますが、経営が悪化した際に労働組合が存在しないと社員個人は非常に不利な立場となり言い様にされてしまいがちです。無法化状態と成り得る非常に危険な状況だと言えます。労組が強すぎるのも考え物ですが、普段から注意すべき点でしょう。
法人減税ではなく、法人税でした。
自民党と経団連の結び付きを緩めるのがよいかと。市民は定率減税の廃止で10~20兆円だったかの増税なのに、企業は原価償却費の償却期間短縮等で5~10兆円だったかの減税。更に、御手洗経団連会長は法人減税をアジア諸国並みの30%にまで引き下げるように要求しているとか。その穴埋めには消費税2%UP相当の増税が必要だそうです。
”頑張ること”という大儀の元で、如何に人々の生活と心の安寧を壊されているか測り知れません。経済至上主義に陥ってしまった社会病理を早急に直す必要があります。これは政治感覚を抜きにして方法がないのでは?さてどうしよう?
世の中や自然現象は複雑に絡み合っています。他人事と言ってるようでは、単純な事象しか理解出来ず、後々理解不足による失敗や因果応報の憂き目に合うでしょう。
過労死問題が生じる度に「もっと過酷な現場がある」という意見が出てくる。当然だろう。しかし、「普通では?」とか、「ブランド」企業をねらった「スキャンダリズムの典型」だという展開になるのは興味深い。過酷さを楽しんでいる当事者からのコメントなのだろうか。
“業務時間”外の準業務で過労に至り・・・。じゃ、トヨタEX級の半分しか給料を貰ってえず、生きるためというよりか、たった一回の人生をも楽しむことく死ぬ一歩手前までトヨタにこき使われている人間もいることをお忘れなく。-ようやく帰宅した直後に呼び出される私-
この方は多分エリートで、上の覚えもめでたい従業員だったのでしょうね。ご本人も真面目で手抜きができなかったのしょう。もう少しズルさ、というかよい意味での要領よさがあれば悲劇は避けられたでしょうに。
これで労災が下りなければ、役所は税金泥棒と呼ばれても仕方がないですね。民間企業の労働環境を監督する立場にある労働基準監督署にあるまじき判断です。社会保険庁の裏金問題に匹敵する由々しき問題だと思います。
トヨタの下請け会社社員ですトヨタは最高益をあげました。下請け会社のコストを強引に削った結果です。僕らは年収はさがり仕事はきつくなり残業が当たり前になってしまいました。僕も過労でうつになりいまはまともに働けない状況です。でも労災にはなりませんでした。トヨタにとっては、人は材料なんです。下請けは原材料なんです。無事労災が認められることを祈ってます。
私はある時期、正月休み以外休み無し。月平均 200時間以上の時間外労働をしてた事があります。幸いな事に業務や職場も楽しく、「みんなで頑張って危機を乗り切ろうぜー」という雰囲気だったので、倒れる事も無くすみました。やはり、精神的なストレスが、一番大きいのでしょうねぇ。トヨタみたいな大会社だったら、もっと職場環境が良いと思っていたのですが。
記者からの追加情報
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