トヨタで死んだ 30歳過労死社員の妻は語る(3) 「死んだら、もういらないの?」
亡くなる1ヶ月前の年賀状。最後の年賀状。 |
◇夫がついに勤務中に倒れる
葬儀が終わってから、労災申請しようと思い、内野さんは会社からさまざまな書類をもらった。
すぐに再審査を国に請求したものの、結果がなかなか出ないため、ついに2005年7月に国を相手取って裁判を起こしたのである。豊田労働基準監督署による労災申請却下の判断を覆して欲しいというのが訴えの内容だ。
確かに取材で訪れた豊田市周辺は、町の様子からして違う。トヨタの看板が目立つのは当たり前としても、人口35万人の都市にしては、中心市街地とか“旧市街”にあたるものがない。車で市内を走り回ると、どこまで行っても、田舎だか都会だかわからないような町が続くのだ。
たとえば、筆者が知る限りでは、豊田市よりもはるかに小さな、岩手県盛岡市や長野県松本市が醸し出す雰囲気がない。街を囲む緑の山々、桜並木や柳が建ち並ぶ河畔の遊歩道。昔ながらの蔵造りの古い喫茶店。旧市街から駅前に行けば、けっこう近代的なビルが建ち並ぶ。豊田市には街の風格というものが感じられず、正直な実感として殺伐としたものを感じる。
殺風景な町の「豊田市豊田町一丁目一番地」にトヨタ自動車の本社がある。もともと拳母
という地名だったのを豊田市に変えてしまった。車で市内を回っていたら、トヨタ系列の結婚式場もあった。
社員は車で通勤するため、飲食店も発展していない。その代わり、パチンコ店が目立つ。そもそも、変則勤務なので、帰りにどこかに寄るなどということは難しい。
愛知万博のときは会場の駅まで行く電車はあったものの、この辺りは電車が少ない。その代わり、道路は立派で目立つ。内野健一さんが働いていた堤工場周辺にも立派な道路は通っている。
完全に自動車の町、トヨタの町である。
◇署名したら夫がクビになると思っている奥さんたち
この町で、内野さんは、「労災の認定を認めて欲しい」という名古屋地裁宛の署名を集めているが、なかなか難しいという。
「その日、2002年2月8日は、夫は私たち家族と一緒に朝ご飯(夫にとっては晩ご飯)を食べていました。その週は二直(遅番)だったので朝帰りですが、帰りが遅く私たちと一緒に朝ご飯を食べることができたのです。◇“私設救急車”でトヨタ記念病院へ運ばれる
でも、一緒に食べてはいけないのです。本来、夜中の1時に終わって帰るので、多少残業があったとしても、朝ご飯の時間は寝ていなければならないのですから。
その週は帰宅が完全に朝でしたから、朝ご飯をずっと一緒に食べられてしまったのです。子どもはよろこんでいましたよ。
帰ってくるとまずシャワーを浴びて、朝ご飯を一緒に食べるといっても、その週はもう疲れていて、全部は食べられませんでした。半分ちょっと食べて、『もう行くわ』と子どもに気付かれないようにそおっと寝室に行っていました。
『とにかく寝たい』
『寝てるときが一番幸せだ』と言ってました。
睡眠時間がめちゃくちゃ短いというわけじゃないですけど、寝足りなかったことは確かでした。会社の上司も、ミーティング中に居眠りをしていたと言っていました。
そして、昼の1時過ぎに起きてごはんを食べ、『ほじゃ、入ってくるわ』と出かけました。その日に限ってパートの休みをとっていた私は、最後の出勤を見送ってしまったのです。
この時に、引き止めていたら・・。
日付が変わって2月9日、倒れたのが朝4時20分くらい。上司と一緒に机で『申し送り帳』を書いていて、返事がないなと上司が思ったら倒れていた。そのときのイビキは通常のものではなかったと聞きました。
会社が調査した内野さん最後の1日。「119番」とあるが、これは会社の私設救急車のこと。
夫が倒れた詰め所というのは、工場の天井からぶら下げてつくってあるような小さな事務所です。そこから下ろすのに時間がかかってしまったそうです。
夫が倒れたことを知ったのは、5時くらいです。変則勤務の夫を少しでも寝かせようと、いつもリビングの電話の音が寝室で聞こえないようにしていたので、会社からの電話を受けられなかったのです。
連絡がいろいろ回って、私の母が自宅までやってきて、ようやく知ることができました」
「倒れた夫は、トヨタ記念病院に送られました。会社が後に提出した『当日の詳細』という当日の記録に『救急車で運ばれた』と書いてありますが、119番の救急車じゃないです。会社の救急車なのです。倒れた人間がいて119番を呼ばなかったことに問題はないのだろうか。しかし、仮に倒れた直後に応急処置をして近くの病院に運んだとしても、それで助かっていたかどうか立証できるかはわからない。したがって、裁判でこの件を問題にするのは難しいのではないか、という担当弁護士の判断もある。
工場には、もともと会社の消防車と救急車が用意されているのです。ある程度の設備があれば民間のものでも救急車と認められるようですね。でも、見かけはまったく普通の救急車と同じ。一般の救急車もトヨタ車ですから当たり前です。
ですから、私も普通の119番の救急車と思っていました。
救急救命士ではないですけど、頭動かしちゃいけないとか脈をとるとか、心臓をチェックするとかの仕事がありますよね。でも、実際には、社員でもなくて門番を兼ねている人が救急車に同乗したのです。設備はその車に備わっているかもしれないけど、それを使えない人。救急車が走行中に揺れているからと、脈をとることすらできなかったのです。
ですから、誰も救急手当てしていないはずです。このことについては、会社に質問を出していますが、未だに回答がありません」
「それに、20分もかかる病院に行くでしょうか。着いたときにはDOA(Dead On Arrival)=到着時心肺停止。普通は心肺停止した人は病院に入れてはだめなんですね。事件ですから、警察がこないと。そういう問答があったそうです。◇通夜で人事の人に退職金の話をされた
救急車に同乗した人も何もわからずにパニックになっていたようで病院に入れるしかなく、ICU(集中治療室)に入れられました」
「私が到着するまでは、手動で心臓マッサージを一応していてくれたんです。本当はもうダメだったのですが、夫のお母さんが『博子が到着するまではお願いします』と頼んでくれて・・・。◇飲み屋もろくにない「発展しない」町
会社の人も病院に来ていましたが、うつむいた感じで何も言えなかったです。みんなわかってるんですよ、あまりにも忙しかったことを・・。私が何をいっても反応できませんでした。
2月10日に通夜。葬式は2月11日でした。その時はばたばたし、挨拶でまったく手も頭も回りませんでした。
お通夜の夜に、人事の人が退職金がどうのこうの、といって書類をもってきて、それがショックでショックで・・。「退職」という感覚が全然なかったですから。
好きで死んだわけじゃないのに。
死んだらもういらないの?
使い捨てなの?
とショックでした。つらかったです。
夫はこんなに一生懸命に働いたのに。なんで通夜に退職金のことで言いに来るの・・。あとで聞いたら、葬式代などで大変な人もいるためだと聞きましたけど。
組合の人だったと思うのですけど、通夜の日に10万円くらいのお金を持ってきました。悔しかったですね。亡くなったこともまだよくわからなかったのに。
葬儀場でも悲しんでいるヒマないですよね。親戚の焼香順を決めてください。祭壇の大きさはどうします。お返しの品はどうします。そして挨拶。夫のお母さんは倒れてしまうし・・。子どもはちょこちょこ走り回って水こぼしているし、いろんな人に連絡せなあかんし・・」
葬儀が終わってから、労災申請しようと思い、内野さんは会社からさまざまな書類をもらった。
「堤工場の人事部の方が窓口になって対応してくれたんですけれど。誠意をもってやってもらいました」その書類をもとに、亡くなった年2002年3月6日に豊田労働基準監督署に申請したが、2004年12月に却下。そのあとは愛知県の労働局に再審査を請求しても2005年3月に却下されてしまった。
すぐに再審査を国に請求したものの、結果がなかなか出ないため、ついに2005年7月に国を相手取って裁判を起こしたのである。豊田労働基準監督署による労災申請却下の判断を覆して欲しいというのが訴えの内容だ。
「亡くなるまでの半年は、異常な働き方で思考が止まったような表情になってしまいました。病気もなかったのに、夫の死が職務とは関係ないといわれれば納得できません。これは、家族や会社のために頑張ったということを、認めないということです」内野さんが労災の認定を求めて裁判を起こした想いは、この言葉に集約されている。とはいうものの、内野夫妻の親戚関係をはじめ、周りはトヨタ自動車関係で働く人が多く、「活動するのは、精神的につらい部分もある」と言う。
確かに取材で訪れた豊田市周辺は、町の様子からして違う。トヨタの看板が目立つのは当たり前としても、人口35万人の都市にしては、中心市街地とか“旧市街”にあたるものがない。車で市内を走り回ると、どこまで行っても、田舎だか都会だかわからないような町が続くのだ。
トヨタ本社 周辺は立派な道路が走るが、人通りは極端に少ない。 |
殺風景な町の「豊田市豊田町一丁目一番地」にトヨタ自動車の本社がある。もともと
社員は車で通勤するため、飲食店も発展していない。その代わり、パチンコ店が目立つ。そもそも、変則勤務なので、帰りにどこかに寄るなどということは難しい。
愛知万博のときは会場の駅まで行く電車はあったものの、この辺りは電車が少ない。その代わり、道路は立派で目立つ。内野健一さんが働いていた堤工場周辺にも立派な道路は通っている。
完全に自動車の町、トヨタの町である。
◇署名したら夫がクビになると思っている奥さんたち
この町で、内野さんは、「労災の認定を認めて欲しい」という名古屋地裁宛の署名を集めているが、なかなか難しいという。
「トヨタ一色の町で署名をお願いしても、トヨタ社員の奥さんは書きません。署名したら夫がクビになる
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豊田労基署ゴルフ接待記事(しんぶん赤旗)。労働基準監督署と企業の癒着を示している。これで公正な判断を下せるのか。
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読者コメント
ちゃんと労災認定して上げて下さい。無理なサービス残業させていながら?会社で認め無いとしたら犯罪ですね?人の命でしょ頑張って居る人をなぜ?評価イコールお金で評価しないのですか?世界のトヨタ名のに?大企業は何か勘違いしている?真面目な労働者が居るから企業成り立っのに?役員幹部連中だけ甘い汁吸うな!?もう少し労働者側にもちゃんとした賃金払え上げて下さい。
トヨタがこんなクソ企業だったとは知りませんでした・・・。
あと労基署もクソですね。
いくら地元がトヨタの法人税で潤ってるとはいっても、ここまでトヨタと癒着しているとは・・・。
ATUのブログに昨日、トヨタ本社前で、機関紙を配布した際に、トヨタの労務関係者と見られる人達が、従業員に機関紙を受け取らない様にと、声掛けをしたり、妨害をする行為があったそうだ。またATU関係者の車のナンバーを控える等の行為もあったと書いてある。こうした事が続く限り、第二、第三の犠牲者が出ると思う。
死んだら、もう誰にも会われないし友達や一番の親友にも会われないからすごく悲しい気持ちになるとおもいますががんばってくださいね☺️☺️☺️
トヨタはこんな会社ですよ。ハイブリッドとか技術はすごいかもしれないが・・・。メディアは問題にできないだろう。孫請けの会社に働いてる人を知ってるがコストを下げろという圧力が半端ない。この会社はイギリスの産業革命前の工場労働者みたいな働かせ方ですよ。人間はロボットじゃないんです
本当にマスコミには露出しないね。東電なんかより、よっぽど悪質なんじゃないの?少なくても東電でこんな過労死なんか聞いたこともないし。
労働者に感謝する心を失った企業は既に腐っています。トヨタやトヨタグループにそのような心はないでしょう。創業者の父佐吉の人の付いた自働化は人間をあたかも自動に仕事をさせる腐った考えです。トヨタの物に心はありません。あるのは利益追求の結晶のみ。
そういう事です。経営者からみれば従業員は消耗品にすぎません。死なない程度にコキ使うのです。 もし、死なせても会社が保険を掛けておけば大丈夫、会社は損しません。 何でも有りです。
今の給料をもう少し下げてみては・・トヨタ労働組合はそういう要求でたまには戦ってもいいと思います。なんでもかんでも昇給&ベースアップじゃあトヨタも苦しいと思います。一人に払う従業員だけではではたいした額ではありませんが、それが何万人といる訳ですから、少し給料を下げれば何十億いや何千億というお金が浮くわけですから、そのお金を社員が生き生き働ける環境に還元すればいいと思います
本日(14日)国側が控訴を断念しました。 健一さんと奥さんの頑張りが認められました。 本当に嬉しいことです。皆さんと喜びを分かち合いたいものです。「大切な家族を亡くした辛さの中で毎日の生活に直結する重要な決定を待っているのです」と訴えていた奥さんの涙が報われてこんな嬉しいことはありません。お二人に感謝します。
内野さんのご冥福をお祈りします。
まぁ、トヨタだけが労働環境がキツイか、といえばそういうわけではないんでしょうけどね。ただ、日本を代表する企業である以上、企業としての責任もより大きなものとなっていくんだと思います。この裁判を機に、トヨタがどう変わっていくか、見守っていきたいです。まずは、労基署と相談でも何でもして、控訴しないで!内野さんご一家に安らぎの時を与えてあげて欲しいです!
原告側の勝利は、大変よかったと思います。エポックメーキングな判決でした。この件で、トヨタ自動車は、コメントする立場にない。社員の健康管理に一層努めていく。との話だ。 昔も今も、やはり傲慢な企業体質は変わらないな! 一生懸命に働いてきた方に失礼です。恥ずかしい! My News Japanは意義あるものだね。
写真を見ましても、ご家族の方全員がとても幸せそうに見えます。そんな家族から幸せを奪ったトヨタ会社には失望させられます。私は、社会にでるには責任を持たなくてはいけないと弁えておりますが、記事を読んでいましても、トヨタ会社の対応には、責任がないように思えます。私たちは、博子さんとその子供達の味方です。そして、一刻も早く過労死という社会問題が解決することを心底願っています。
うちの旦那もトヨタ社員ですが、職場改善といっても形だけで実際はサービス残業ありますよ!2,3時間残っても30分しか付きませんし。有給も職長次第で取れる所と取れない所があります。会社は何の反省もしてません!自分達の責任とは思っていないからです。
博子さん、ご苦労様。原告勝利判決嬉しかったです。仕事づけのトヨタマンに一石投じましたね。トヨタも真摯に受け止めて、安心して働ける職場にしてほしいものです。
内野さんの過労死について地裁の判断が下りました。会社・労基署は控訴しないで欲しいものです。内野さんの死亡は、トヨタに対しても一石を投じたこととは思いますが、これを機に更なる職場環境の改善につとめて欲しいです。また、過酷な仕事環境は日本中にあると思います。他者もこれを機に変わっていって欲しいです。
上司になる奴ほど人間性が崩壊してます。まともな人間が住みにくい国を、変革しなければなりません。
>数年たったあとに入社ということは、入社したてですよね。1-2年目ということでしょうか。ところが、>過去数年でも両手で数える程度です。というのはナンか矛盾してません? 入社1-2年目の人の「過去」がナンデ「数年」になるのでしょうか?数字のマジックがあるのかもしれませんが、「数年」というのを正確な年数で記述して頂かないとね。書かれていることが嘘っぽく見えますので。
内野さんがお亡くなりになられてから数年たったあとに入社した現従業員です。今では大分職場環境が改善されました。残業は厳しく管理され30時間を越えたあたりから注意されます。年休は取得しないほうが怒られますし、3時間以上残業したことは過去数年でも両手で数える程度です。製造部門とも比較的付き合いのある部署ですが、現場も似たような状態です。自分の会社なのにあまり実感が湧きませんでした。
内野さんの奥さんの文章にもありましたが、職場の仲間も同じような辛い環境にあると、えてして責任感の強い人ほど、休みや退職を我慢してしまいがちです。
日本の社会構造は、滅私奉公、一億総玉砕の空気に支配されてますからね。自殺者3万人、百年で300万にですから、地方都市が1つ消えるという事。
央さん。会社員には会社を健全にやめる自由が案外ないものです。どの職種、職場であれ、現場にいればわかります。強いて言えば、発病、自殺、懲戒、解雇等から自由に選択できる、といったところでしょうか。一連の記事はこのような状況に追い込む企業組織を問題にしているのですが。それにしても辛辣です。過労自殺した人間に対してどこまで想像力が働くか。これは社会経験の差でしょうか、それとも問題意識の差でしょうか。
私には「何故そこまで」って思いがします。そんなに苦労(心労)してまでトヨタ社員でいたかったのでしょうか?給料?ブランド?少しでも良い生活、社会的評価を求めて大企業に就職したのでは?(個人の判断で)辞める自由も有るのに。権力に立ち向かうか?自分の身の丈にあった仕事&生活を選択するかは選べた筈ですよ!
クレーム隠し、従業員の自殺など何でも金でもみ消そうとする会社です。私はヨタ車は絶対に買いません。同じ年代の子供を持つものとして、本当にお悔やみ申し上げます。
私の住んでいる茨城で、住宅団地に配達に来たトラックが、3歳の女の子をバックの時に、轢き殺してしまいました。運転手は、朝の6時から夜の10時頃まで、16時間働かされていて、精神的に極限状態だったみたいです。その会社は、有名なクロネコの会社でした。
主人も私と結婚する前に、トヨタに出向していて、それまでやっていた仕事とは全然違うことをさせられた上、残業もほぼ毎日で、毎朝洗面所で吐き、ガリガリになって、自殺も考えていたそうです。その後、会社に辞める覚悟で訴えたら、会社に戻れて、今は元気に自信を持って働いています。あのまま、ずっとあそこにいたらいまの彼はいないんじゃないのかと思うとぞっとします。労災が認定されること強く願います。
身を削って働き、記事のように過労で亡くなる方がおられる一方、学歴のみで、全く仕事が出来ない給料泥棒の噂も聞きます。トヨタに限らず大企業は、今回の事件を真摯に受け止め、従業員がどのような勤務状況下で生活しているかまで考えていただきたいです。
きっと、皆さんもわかっているんじゃないですか?経営陣さん!しっかりして下さいね!社員任せにしていませんか?いつまでも昔の体質に囚われていたら、墓穴掘る事になる思いますよ。なぜ、この様な問題に発展してしまったのか。それは、亡くなられてからの会社の対応に問題があったからですよね?内野さんご一家に、心よりお悔やみ申し上げます。
どうして、就業中に亡くなったのに労災が降りないんですか?そもそも、それがおかしいんですよ。労災を認定すると会社側にいろいろ不利益な事があるから認定しない会社はいっぱいです。じゃ、何のための労災ですか?だからと言って会社のすべてを否定する気持ちはありません。きっといい所もいっぱいあるはずです。ただね。非力な人間をこんな風にしては、絶対に駄目なんですよ。
私、偶然にもこのページに辿りつきました。全然関係のない私の率直な意見です。私、会社員経験もありますし、会社役員経験もあります。両方の立場に立った事があります。その世界にいると、それが当たり前になって、感覚が麻痺している事がわからない人が多いのでしょうね。絶対に違う立場、違う環境からも見る第3者の眼を持つべきです。
職場としての期間工は最後の手段かもしれないと思う。元々社員がやりたがらず、金を出して請負会社に外注しているくらいなのだから仕事はきつい。条件的にも正社員より優遇されている訳でもない。むしろ搾取されている側だ。記事の様な残業を加速させるホカイトカラーエグゼンプションにも反対だし、請負や派遣業を規制しないとベテラン社員も育たない。
豊田市で生まれ育った者です。(現在は東京在住)豊田市には緑の山々も湖畔の桜並木もあります。また、ここ数年飲食店の数は増えています。サラリーマンのための飲み屋というよりは家族や若者が集える飲食店が増えてきています。筆者がどの程度豊田市をご覧になられたかは分りませんが、この記事で書かれているようなネガティブな印象を受ける街ではなく、私はむしろとても住み良い街だと思います。
ホンダのライン(狭山工場)で期間工をしたことがあり、サブチーフや正社員の切ない焦燥を目の当たりにしたことがあります。そして、ああ、また裁判か、という気の遠くなるむなしさと持って行き場はないけれど、どうしても許すことのできない怒りを覚えます。
トヨタの従業員です。トヨタの社員は少しストイックに過ぎる部分があり、それを美徳とする社風もありますね。工場勤務だと、特にそういった風潮が強いようです。従業員としては、少し自分を緩めることができる「いい加減さ」またはある種のエゴを持ち合わせていないと辛いでしょうね。生産行程のカイゼンもいいですが、会社側は「働く風土のカイゼン」にも危機意識を持って取り組んでもらいたいですね。
私も自動車会社の社員です。我が社もトヨタを見習えとトヨタのまねをしております。これは日本の自動車業界全体の問題でしょうか?きちっとコンプライアンスの遵守を強く要望します
私は、トヨタ車を愛用するものです。トヨタと言う大企業だからこそ、企業と言うもののモデルになってほしい、次回トヨタ車は購入しない。内村さん一家にはお悔やみ申しあげます。
その後進展有りますか?続編お願いします。トヨタ系ディーラーでも過労死(と思われます)有ります、会社の労災申請無しです、聞くと労務管理の面で、会社・労働組合の責任問題になるそうです。弱い立場ですね、なんとか救済できませんかね。
読んでいて、トヨタに腹が立つばかりです。就職活動中なのでなおさら、憤りを感じます。
現在、労災を却下した国(豊田労基署)を相手に裁判中です。次回は2月28日10時から名古屋地裁です。是非、傍聴して無言の応援を下さい。
この事件って今どうなってるのかなぁ? 続編を希望してます。
関西のTBS系毎日放送で今この事件の特集やっていますが東京方面ではもう放送されたのでしょうか? 関西ではトヨタの宣伝広告料の圧力と戦った結果の深夜放送になってしまってる感じですが・・・・
「自分でつらいなら、休みたいと自己主張すればいいのに、そんなことは言えない、とヘンな自己規制をしてしまって、周囲に促されないと休みも取れない。揚げ句、会社が悪い、上司が悪いと他人のせい。ハッキリ言って、何でもお上に決めてもらわないとできないという、今までの風土がおかしい」と、労働者側に問題があるという考えを示した。こんな経営者をどう思いますか?
人材派遣業大手、ザ・アールの奥谷禮子社長が「週刊東洋経済」2007年1月13日号に掲載されたものでインタビューの中で過労死問題について、「だいたい経営者は、過労死するまで働けなんて言いませんからね。過労死を含めて、これは自己管理だと私は思います。ボクシングの選手と一緒」と独自の見解を述べた上で、
経常利益が一兆円もある会社のわりには現場の人間に対しては労働環境はきつく、それに対するフォローがありませんね。トヨタの工場で働いていた方からはほとんど良い話を聞きません。本来労災での補償は会社で負担できないところが保険として加入して補償することが目的です。会社として一個人に補償を支払えるのであれば、会社が支払えばいい気がします。さすがけちな会社トヨタといった印象が強いです。
私は主人を2年前に亡くしました。突然死でした。何がおきたかわからず、しばらくは夢の中のようでした。会社の方は誠意ある対応だったと思いますがほとんど記憶がありません。ただ、主人の会社は私の今後の生活についてまでずいぶん心配してくれました。が、会社で入っていた保険と年金は終わりました。受け取り方はなし方で違うとは思いますが会社によって対応が違うのですね。
同じトヨタ社員として心が痛みます。署名を逃げているのは裏で何かがあるんでしょう。トヨタ社員は腰抜けばかりです。トヨタ労組は高い組合費で運営されているのに、まったく役に立たないです。
堤車体部社員さんと編集部は連絡がとれたのでしょうか?内野さんの頼もしい味方になれば良いですね。頑張ってください!
こういうことがないと、企業として経常利益を示すことができないだろうし、そのためにこういうことが必要になると思います。今は、他人事でも明日はわが身でしょうね。特に同じような業務に携わっているかたがたは・・
こういう事がないと、企業として経常利益を示す事が出来ないだろうし、その為にこういう事が必要になると思います。今は、他人事でも明日は我が身でしょうね。特に同じような業務に携わっている方々は・・
堤車体部社員 様 下記コメントについて、内野さんが「連絡をとれませんか」とのことです。下記に連絡いただけますでしょうか。 FAX:03-3505-3707 info@mynewsjapan.com(連絡がない場合は削除となります)
使ってやったではなく、勤労への感謝の念があるか?を問われているのでは?ましてや、過労で亡くなったとあれば、その責任や対応をきちんと取るのが当然でしょう。韋駄天さん。
1週間経ってもトヨタのネット受付からの返信なし。場違いだったからか、態度を表明したくないからか?まあ、両方でしょうね。でも、意外と職場では議論になってたりすると思います。
まことに、ひどい話です。主人の会社でも、残業が申請しにくくなり、サービス残業をしています。設計開発業務のため、繁忙期は徹夜。主人にもこの連載を全部読んでもらいたいです。
前の人へここまで具体的に書くと人物が特定される可能性大ですが。覚悟の上のカミングアウトでしょうか?やらせ、なりすましでないことを切に願います。
私は当時亡くなった内野さんの隣の組の者です。私もQCのリーダーを任され、毎日時間外残業を遅くまでやり、休日も1日中パソコンで資料を作成していました。その時は、ノイローゼになる一歩手前でした。そこまで身を削ってまでQC活動をする必要があるのか?私も裁判に訴えたい!!内野さんが過労死じゃなかったら、何を過労死と呼ぶのか、国に説明してもらうまで納得がいかない。私も戦います!!
過労で亡くなられたのはお気の毒ですが、トヨタ(職場の同僚を含む)の対応に落ち度はあっても少なくとも表面上は今の処は悪意は特に見受けられませんね。問題は、裏で役所と繋がっていて都合の良いように企てを行っているかどうかではないか?と思います。ま、今後問題点が露呈するかもしれませんが。
よく中古車とかで、”いわくつき”で呪われていて、持ち主が次々と換わる車てありますよね。これだけ、怨念がこもっていると、御祓いしても効果が無いですね。
東ラジで友人は自衛隊を担当していました。京都と金沢の自衛隊を毎週周り、毎週、赤坂の料亭で、自衛隊を接待しているといっていました。トヨタ車は東ラジのラジエターを使っているとも言っていました。私にはトヨタ系と聞こえたのですが。自衛隊の戦車も東洋ラジといっていました。ふとっていた彼は渋谷で会った時、やせていたのです。営業疲れといっていました。新婚の彼は、朝、トイレでくも膜下出血で亡くなりました。
会社の中に囲い中途半端にベタベタして巧く操り散々に命をなくすまで働かせといて棄てる時は酷いやり方で棄てる。そして、しがらみあり癒着ありで残された家族を孤立無援に追い込む・・・日本の村社会体質そのものでもありトヨタは裏では酷すぎる哀れな会社なんですね・・・日本を代表する様な会社でもあるのに・・・もう何もいえなくなります。
>takuさん桶狭間病院がトヨタお抱えの病院って、本当ですか?その証明になる事実を一つでも二つでも示して頂戴。(この病院知っていますが、聞いたことがないので)
>cp21さん東洋ラジエターって、トヨタ系ですか?独立系かと思いますが。
直後の救助状況に関してはグレーでしょうね。真実を話す証人が得られるかどうか。。それを得るのもまた闘いですね。
なりふり構わぬ必死の救助が躊躇われない位に、職場に温かい雰囲気や人間関係が築かれていることも必要でしょうね。
そう言えば、我が身を振り返えると、迅速且つ適切な対応という点では、他人の批判を出来たものではない経験がありますね。こういった突然の不慮の事故に対しては、事前に対策を整えておいたり社員教育をしておく必要があると思います。また、周りに誰かが多くいると、他の誰かが対処してくれるだろうと思って、対処する確率が低まったり、酷い時には、誰も自分では対処しない結果を招くこともあるそうです。
世界一の利益を誇っても記事のように社員を過労死させ、使い捨てにするのは、本当に汚い会社です。トヨタ労組も会社の言い成りに成るお腰組合で有ることは昔から有名です。
トヨタ自動車の社員が料理屋等で宴会をすると決まって下請けの者が呼ばれ、下請けの者は、多額の現金を持って走り宴会費用はたまたトヨタ社員の夜の伽をする女性の費用まで負担させられるそうです。それを断ると次の日、電話一本で仕事を断られるそうです。
名古屋市緑区に有る桶狭間病院は、トヨタ自動車お抱えの精神病院です。社会に内緒でトヨタ自動車の社員が送られる病院です。一体どれだけ多くの社員が狂って送られているのか。
勇気を奮って、末尾に掲載されているトヨタのインターネット受付にメッセージを送っておきました☆場違いでしたけどね。(^^;なんだか暗い世相の世の中で、一つの輝く星の光を灯してみせませう。ついでに、破れかぶれで前出の御方に電話もしてみましょうか?むろん要望があればの話ですけど。
ひどいはなしですね。25年前に同級生がやはり過労死のようで亡くなりました。東洋ラジエターの社員でした。トヨタ系ですね。最近の日本はおかしい。石原慎太郎を糾弾しない、マスコミ、野党。県知事の汚職。自殺を子供の責任にする先生。大人がおかしいいんですよ。
そこまで舐められても黙っている日本国民は、お人好しを通り過ぎて愚民ですね。結局、皆自分さえ良ければよいのです。助け合いは期待出来ません。もうまともな社会ではなくなっていますね。良識のない獣の世界です。それならそうで、せめて騙しはなしにして貰いたい処ですが、騙しもあります。賢く強くあらねばなりません。言われたことを素直に聞き従うのはもう辞めましょう。馬鹿を見ますよ。
職場や私設救急車内での初期対応ミスが明らかにあったとしても、裁判所までもがさじ加減一つで特に問題はない。としてしまう場合があるのが、日本の惨状的な腐敗&癒着状況です。特に被告が大きな組織である場合にはありがちです。現実にそういう裁判が行われたのを知っています。もうその手の悪行が隠し通せなくなっている中で、それでも尚、露骨にそういった行為が行われています。
しかし、公的機関や労組の対応は何なんでしょうね?皆、何の見返りもないのに、トヨタにただ遠慮ないしは怖れを抱いているというだけでそういった対応を取るのかもしれませんね。豊田章一郎名誉会長の連絡先ならわかりますが、直接交渉されるとよいかも?会社の登記簿謄本?にも、会社の代表者らの連絡先が記載されてるはずです。誰でも入手出来ます。この手の話は根回しが必要でしょうね。
不整脈で亡くなるとは、直後の対応がまずかったのかもしれませんね。運転免許証の更新の際に貰う安全運転の教本にでも、事故時の応急救護処置として、人工呼吸や心臓マッサージ、AED(Automated External Defibrillator、自動体外式除細動器)の使用を施すように説明が書かれています。
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