電気自動車『リーフ』は“4年しか使えない”欠陥車だった!日産ファンだった購入者が告発「初期ユーザーはモルモットですか?」
日産リーフを購入したものの、4年足らずで事実上使用できない状態になってしまった初期ユーザー、加持紀彰さん(仮名、福岡県在住)。「日産は日本のユーザーをなめている」と憤る。 |
- Digest
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- EVに社運をかける日産
- 「5年間で10万kmを走行しても十分利用できる」
- 「3~4万㎞」でバッテリーが劣化
- ほかにも起きていた被害
- アメリカでは集団訴訟に発展
- 初期ユーザーはモルモットか
EVに社運をかける日産
リーフ(LEAF)は、ハイブリッド車の開発でトヨタ、ホンダに後塵を拝していた日産自動車(以下、日産)が、きたる電気自動車(EV)市場で主導権を握るべく鳴り物入りで開発した世界初の量産型EVだった。
2010年12月、世界に先駆け、まず日本とアメリカで販売を開始。電気自動車の世界販売台数を追跡しているブログ『EV Sales』の集計によると、リーフの世界累計販売台数は、15年5月時点で約17万2,000台に到達。2位以下の三菱、シボレーを大きく引き離して、首位に立っている。
一方でトヨタやホンダなどは、水素と酸素を化学反応させて電気をつくる「燃料電池」を搭載した燃料電池車(FCV)を開発。トヨタが14年12月に、量産型としては世界初のセダン型FCV「MIRAI(ミライ)」を発売したのに続き、ホンダも16年3月にFCVの市販を予定している。
EV車市場では圧倒的な首位に立ち、17年には新型の投入も予定されているリーフだが、先月の株主総会では、EVにこだわりを見せる経営陣に対し、株主から先行きを危ぶむ声も上がった。
「日産が得意とするEVは長い距離が走行できないために普及していない。トヨタ自動車が燃料電池自動車を開発し、政府も後押ししている。日産が置いてきぼりを食うのではないかと心配しているが、それでもEVにこだわるのか?」(15年6月23日付『産経ニュース』)これに日産のカルロス・ゴーン社長兼最高経営責任者(CEO)は「燃料電池にまったく手をつけないわけではない」と断りながらも、こう答えたという。
「答えはイエス。こだわっていく。EVのリーダーの座を維持し、主要な自動車セグメントを国内外に作っていきたい」……
「5年間で10万kmを走行しても十分利用できる」
上記株主は、「EVは長い距離が走行できないために普及していない」と指摘しているが、これに反して日産とその関係者は、リーフ発売以前、リーフのバッテリー性能がいかに優れているかを盛んにPRしていた。カー雑誌なども、モータージャーナリストらが、日産に取材した上で同様の見解をユーザーに伝えていた。
お馴染みの「世界初の量産型電気自動車」、日産リーフ。 |
リーフに使用されているバッテリー(リチウムイオン電池)は、日産自動車、NEC、NECエナジーデバイスが共同出資(出資比率は日産自動車が51%)して設立した、「オートモーティブエナジーサプライ株式会社」によって開発されている。
自動車雑誌「マガジンXビジネス」の10年10月号では、カーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎氏の取材に答え、オートモーティブエナジーサプライ社がリーフのバッテリー寿命について、以下のようにコメントしている。
「4000回の充電をメドに考えており、テストケースで、ほぼ達成できました。一日一回充電しても、10年は交換せずに済む計算です」
リーフのバッテリー性能については、日産本体の役員、幹部も保証している。
インプレス社のクルマ情報サイト「Car Watch」の11年 6月 29日付記事によれば、同29日にパシフィコ横浜で行われた日産の株主総会で日産の山下光彦副社長(当時)が EVのバッテリー性能について、「5年間で10万kmを走行しても十分利用できる仕様となっている」と明言。
さらに、宮本丈司氏(EV技術開発本部エキスパートリーダー)も、クルマ情報誌「ホリデーオート」の2010年8月号で、一般的な電池ならば熱によってバッテリーの劣化が進んでしまうところ、リーフに搭載されているリチウムイオン電池は放熱性に優れており、劣化が進みにくい、と強調していた。
「リチウムイオンバッテリーは、5年使用しても80%の容量が残るという試算のもと、住友商事と協力して2次利用ビジネス「4R」(再利用、再販売、最製品化、リサイクル)も進めており…」
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)の会員向け月刊誌『JAFMate』を制作している株式会社JAFMATEが運営するニュースサイト「CAR LIFE NEWS」の2013年6月11日付記事では、編集部の徳永智氏が次のように書いている。
「EVの駆動用バッテリーは、充放電を適切にコントロールすることで長寿命を実現しており、通常は廃車までバッテリーを交換する必要はない…」
「CAR LIFE NEWS」の2013年6月11日付記事。「廃車までバッテリーを交換する必要はない」と明記している。 |
「3~4万㎞」でバッテリーが劣化
福岡県在住の加持紀彰さん(仮名)は、11年2月にリーフを購入した初期ユーザーの一人である。加持さんが購入したリーフは、3種類あるグレードのうち、最上級の「G」で、当時の購入価格は450万円だった。
もともと車好きで、しかも日産ユーザーだったという加持さんは、リーフ購入にあたっても、相当量の情報を参照していた。上記に記したような、リーフ発売前にカー雑誌に掲載された記事は、軒並み目を通したほか、神奈川県厚木にある日産のテクニカルセンターにも自ら足を運び、開発者から直接話も聞いたという熱の入れようだ。
その上で、日産を信頼して購入した加持さんだが、いまは「日産に騙された」と断言する
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リーフは世界に先駆けて日本とアメリカで発売された。
リーフ発売前に日産ホームページに掲載されたQ&A。
日産ホームページに掲載された、リーフバッテリーの保証内容についての説明。
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携帯のバッテリーみりゃわかるけど数年でバッテリーは交換しないと使い物にならなくなるよね・・・・・
そもそもハイブリッドがうまくいかないメーカーがまともなEV作れるわけも…
たしかNECの電池だった、世界シェア一位がトヨタについたので仕方なかったのかな。
何で調べて買わないんだろう。バッテリーは消耗品なんだから当然そんなものなのに。。。//電気自動車『リーフ』は“4年しか使えない”欠陥車だった!日産ファンだった購入者が告発「初期ユーザーはモルモットですか
初期ユーザーはそりゃモルモットだろうけれども、せっかく初期モデルに金を出してそのプロジェクトを育てようとしてくれたんだから、大事に扱えよ・・・
ハイブリッドもEVもバッテリーの値段も含めて燃費を出さないとフェアじゃないよな。
リーフのバッテリー保証条件は明記されてるんだからそこまでは大丈夫だろ。それ以上の保証を求めた場合初代プリウスみたいに実験車扱い永久保証はムリだろうが…http://goo.gl/E4RAb1
他のリーフオーナーさんの意見も聞きたいなぁ @marsa1701
非常に興味をそそられる話題だが『この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。』商売っぽさを感じて いまいち信頼できない。被害者募集するレベルなら全文公開すべきでは。
車を売るときに最初から定額でバッテリーを交換するプログラムを作って顧客の加入を勧めるとか、バッテリー保証/交換込みのグレードを設定するとか、やりようはあっただろうに。
バッテリは数年毎定期的に無料交換するシステムじゃないと電気自動車類は買えない
中古が安い理由はこれか
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読者コメント
はなから90kmしか走れないと思うと何も気になりません。毎日60kmの往復ですが自前の充電で問題なしです。
>>下嶋光枝様
車買い換えるっきゃない。
私も去年6月にリーフを買って1年です 実家が伊那でお葬式ががありのって行った所みるみる電気が減り営マンに電気の容量をおおく出来ないかと話して見ると出来ないの返事夏は窓を開けて冬は防寒着を着込み大変な思いをしていますどうにかしてならないか思案中です
6年で6万キロ乗っているけど問題ないけどね。セグ掛けないしね。乗り方が悪いと確かにダメみたいだけど。
トヨタのFCVはこけたし。この記事は確証バイアスかな
補足
3セグ欠けは、30%以上の劣化。
4セグ欠けは非公開。保証の基準なのに、非公開なんておかしいでしょ。40、50、60%、いったいいくらに設定しているの? 60%だったら、4セグ欠けになるまえに、リーフを放棄するか、自主的にバッテリ交換するしかないですね。
日産の保証が適用されるケースはなし。
保証であんしんさせて、中身はゼロ。うまいこと考えましたね。さすが、日産!! やっちゃいましたね。
5年経過でも1セグメント欠け(バッテリ劣化度は15%程度)のまま、しかし、実態は、3セグ欠け以上、実質使用できる容量は、14kwh程度。容量保証にしても、4セグ欠けで保証とあるが、具体的な物理的容量は公表されない、有名無実な保証。
不当表示、あるいは、VWのように、恣意的にプログラムで劣化を補正表示している可能性もあると感じます。
今、フォルクスワーゲン、BMWのディーゼル車の排ガス規制問題でアメリカを中心に大問題になっている。日産自動車もアメリカで訴訟されまくる前にリーフ問題何とかするべきでしょう。
いや、そんな便利で耐久性のある電池って、今現在地球上に存在しないし。
ハイブリッドとか、EVとか買っている自称「解ってる人」って、基本的な知識が無いような…。
初期ユーザーはまさに人柱やな・・まさにモルモット。PC製品、ソフト、アプリとかくらいならまだ良い。自動車は金額も大きい。また社会的影響も大きい。その当たり前の事を自覚していただろうか。ただこういったモルモットたちがいないと技術革新が進まないのも事実で・・。ある種の寄付をしているくらいの感覚を忘れず新製品を購入する心意気が必要なんだろう。
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