My News Japan My News Japan ニュースの現場にいる誰もが発信者のメディアです

ニュースの現場にいる誰もが発信者のメディアです

三菱UFJ銀 激増する中途採用者がぶつかる壁、辞めて成功する離職者たち 「女性にはめちゃくちゃいい会社です」

情報提供
3本目トップ画像評価チャート図

Ba 普通の企業
(仕事3.0、生活3.7、対価3.0)

2023年度から、採用全体の半数程度にあたる年350~800人を中途採用(「キャリア採用」と呼ぶ)枠で採るようになった三菱UFJ銀行。2025年度は、計画700人に対して820人を採用し、中途が新卒採用数(636人)をはじめて上回るという、歴史的な採用変革期を迎えている。だが、コロナ禍まではせいぜい年100人程度しか採っていなかったため、3万人超のマンモスバンク全体からみたら中途組は少数派。特異なカルチャーに馴染めず辞めてしまうケースも目立つという。

Digest
  • 過剰品質カルチャーという非合理
  • 出世の道が閉ざされ、転職先が見つかると辞める
  • 転職して成功するパターン
  • リクルーター制「8割通していた」
  • やりがい=出世、になっちゃう
  • 融資先が夜逃げ
  • メンタルが強くないと…
  • 海外社費留学MBA「年収1300万貰いながら行けます」
  • 進むデジタル化、印鑑は激減
  • メールチェックは業務に含まず
  • 役員ボーナスに連動した「女性マネジメント30%」目標
  • 女性の要望は拒めない
  • 独身寮と社宅は充実

中途採用数推移
中途採用数推移(同行ESGデータより)

過剰品質カルチャーという非合理

同行の過去5年の中途採用数は、2021年度93人→2022年度138人→2023年度347人→2024年度544人→2025年度820人。はじめて新卒採用数(636人)を上回ったのだという。

「キャリア採用で入ると、まず社内調整で苦しむと思います。事前の調整コストが高すぎるからです。本部の部署で実際に見た例としては、作成した資料に対して、言葉じりを直されるような『いちゃもん』をつけられます。無駄なやり直し作業は、他社を経験している中途の人だと、意味がわからない。次に、遠い部署の人たちへの根まわし。『一応インプットしろ』とか言われるのですが、なぜ説明しなきゃならないのか?が理解できない。慣習でやっているだけなので、生え抜きの我々でもよくわかっていません。こういう、社内独特の非合理なカルチャーに馴染めないまま、その中途で入った人は辞めてしまいました」(現役行員)

元行員が、その背景を説明する。

3本目サムネ3
「何でも2倍いました」(40代元行員)

「私はコンサルとして他行で実際に仕事をしているので実感していますが、MU(三菱UFJ銀)は、同じ仕事をするのに、他行の2倍の人員を割いています。過剰品質なんです。これは大げさじゃなくて、稟議書や企画書で、MUはホントに、上司と100往復のラリーが発生していました。『てにをは』を直せとか、『なんかしっくりこない』という理由で。お客さんではなくて、行内向けのアウトプットの質が、必要以上に高い。

情報システムの開発案件でも、他行なら突破しちゃうような細かすぎる過剰なコンプライアンス理由で、プロジェクトがストップしちゃいます」(元行員)

こうした、一歩外の世界に出たら「単なる非効率や無駄」と判定される類の、行内でしか通用しないカルチャーに自分が適応できるかは、予め慎重に判断したほうがよい。内部の人間にとってはそれが常識なので、内部が変わることは期待できないからだ。独特なカルチャーに順応できないと、人事評価は上がらず、出世も止まる。

過剰品質カルチャーは、パワハラにつながりやすく、電通NTTの本部スタッフ部門など、市場独占的な巨大トップ企業ではこの現象が起きやすい。市場原理による修正がきかないためだ。

「自分が本部の企画系部署にいたときは、

この先は会員限定です。

会員の方は下記よりログインいただくとお読みいただけます。
ログインすると画像が拡大可能です。

  • ・本文文字数:残り12,187字/全文13,360字

三菱銀行出身の珍しい起業家・出雲充氏

5年間の三菱UFJ銀行在籍後、転職して成功した事例

長期在籍後に転職して成功した事例。成長部門で身につけたノウハウで独立。

残業代が多かった部署の明細。部署によっては、かなりつけられる。

女性マネジメント比率の達成が盛り込まれた役員報酬制度

評価結果詳細&根拠

公式SNSはこちら

はてなブックマークコメント

もっと見る
閉じる

facebookコメント

読者コメント

※. コメントは会員ユーザのみ受け付けております。
もっと見る
閉じる
※注意事項

記者からの追加情報

本企画趣旨に賛同いただき、取材協力いただけるかたは、こちらよりご連絡下さい(永久会員ID進呈)
新着記事のEメールお知らせはこちらよりご登録ください。