米国紙記者が語る「つまらない新聞が多量に売れる日本の不思議」
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神林毅彦:フリージャーナリスト。ミシシッピ大学大学院ジャーナリズム学部修士課程修了。 著書に『ミシシッピを知ると矛盾大国アメリカが見えてくる』(解放出版社) 。 https://break.kyo2.jp/ |
銃で撃たれますよ(笑)。危険な時は、本当に撃っていいんですから。米国では、押し売りはできません。他人の意見を押しつけられるのを非常に嫌う国民性ですからね。
日本の新聞社が採用してきた「押し紙」制度や景品を使った拡販などを見ると、新聞社には封建制度がそのまま残っているという気がします。また、真村さんの事件 に象徴されるような(新聞社と販売店主の)徒弟関係も、封建制度の名残でしょう。---海外から来た記者は、日本の新聞をどのように見ていますか?
日本で発行される英字新聞について言えば、彼らは日本の英字新聞を非常につまらないものに感じているようです。たとえばDAILY YOMIURIやJAPAN TIMESを読んで、彼らがもらす典型的な感想は、「これって、大学のカレッジ・ペーパーじゃないか」ということなんです。紙面の内容が貧弱なんです。推測ですが、調査報道が少ないこと、ワイヤー(通信社)のニュースやコラムが多いことが原因だと思います。
また、日本の新聞は同じような記事が多く、情報が少ないのに、記者の給料が高いので、多くの外国人記者が不思議に感じているようです。
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◇給与水準より報道に生きがい
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『クーリエ・ジャポン』の7月号に掲載された米国紙の発行部数ランキング。日本の新聞社の発行部数がいかに異常かが分かる。![]() |
安いですよ。長さにもよりますが、1000ワードぐらいの記事で、1本300ドル前後が相場です。しかし、そんな安い原稿料でも競争が激しいのです。原稿料をそれほど気にしないライターも少なくないと思います。わたしも含めて記事を発表する喜びの方が大きいようです。
クリスチャン・サイエンス・モニターの場合は、記事を書く前に、300~400ワードの概要を編集長へ送ります。
それから意見交換をします。編集長のOKがでれば、記事を仕上げます。しかし、このハードルがかなり高いのです。記事を送った後、またそこで修正や訂正などを経て、最終原稿にします。とくに、この過程でとても多くのことを学ぶことができるわけです。もちろん、英語の勉強にもなりますよ(笑)。
---新聞社の専属記者の待遇は?
ミシシッピー州の地方紙の初任給は、130万円~150万円ぐらいです。いいところで180万円。200万円はいきませんね。もちろんミシシッピー州の物価は安いですが、大卒者の初任給が平均で200万円弱ぐらいですから、新聞記者の給料は平均以下です。
フロリダ州の中堅クラスの新聞で、わたしの友人が働いていました。彼女は大学院を卒業していますが、初任給は350万円ぐらいでした。大卒の場合は、300万円を割ります。
中堅クラスの新聞の編集長になると500万円から600万円ぐらいだと聞きます。
ニューヨーク・タイムズクラスになると、
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「押し紙」(偽装部数)を回収するトラック。ビニール梱包に使うヒモの色は、社により異なるので、トラックが複数の系統の配売店を回っていることが分かる。
社説を第1面に掲載する日本の新聞。これは2007年5月3日付の『毎日新聞』。
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産経や文春や新潮があんなに売れるのは不思議
神林毅彦氏へのインタビュー。
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読者コメント
米国で、日本語広告を掲載してくれる新聞社はないでしょうか?
黒藪さんと読売の訴訟は、読売が3連敗。
読売が上告中の一件もあるので、読売の4連敗は確定。
黒藪さんと読売の裁判は4ルートあるので
、読売がすべて最高裁まで争えば、読売は12連敗となります
。
本州四国連絡橋でも3ルートなのにね(大笑い)。
読売は赤字なのに、
下記のような不当訴訟を起こしています。
経営崩壊への方向です。
こんな裁判やってるひまや、金も無いのにね。
東京地裁でも読売新聞が敗訴した、黒藪哲哉氏への読売不当訴訟、読売控訴審裁判(もちろん今回も読売が負けます)は、
2009年9月16日
東京高裁421号法廷
判決!!!です。
もちろん今回も読売の敗訴です。
みなさん楽しく傍聴に行きましょう!!!
下記、3行目で、判が抜けています。
もちろん訂正します。
2009年9月16日午後1時10分より、
東京高裁421号法廷にて、黒藪哲哉氏への読売不当著作権訴訟の控訴審決!!!が下されます。
読売は東京地裁でも
敗訴しました。
この裁判は、黒藪氏が記事にした中に読売の発信文書があり
、その文書が著作物だとの珍妙な理屈で
読売が起こした不当
訴訟です。
黒藪氏の、新聞販売黒書でも裁判の日程が載っています。
読売の暴力行為は部数低下の原因の一因になっていることは確実でしょうね。記者関係の本には拡張員と協力して追い詰める云々とありましたが、犯罪行為を我々はしてますよと白状しているのと同じです。悪びれもせずにやるあたり、暴走族と同じメンタリティーだと思います。
速く倒産して欲しいです。
不穏な動きって埼玉県か千葉県ですか
読売だけではなく全く同中身の新聞記事が一番早く掲載されるのがネットでの記事です。もう号外すら無意味な時代だと痛感します。新聞だけではなく紙という媒体の限界を感じています。色々な矛盾が吹き出て今日本はカオスになっている感じがします。
インテリジェンスの低いメディアは必要ありません。誰もそんなもの必要ありません。
金を出すのは無駄です。皆さん読売なんかそう思っています。
ですから読売の経営は赤字なのです。
読売の暗さと程度の低さは、新聞の価値が低いということです
。そしてますます、
購読料・広告収入は減少=経営赤字=経営不能、なくなった方がいいメディアですから。
読売新聞って、あと一枚下でスポーツ新聞程度の位置にありますよね。
ですので程度の低い読者をつなぎとめる経費が膨大で、実際の部数は水増しされて虚偽。広告収入も大幅減。
そして赤字決算です
。
もう読売にはお金もありません。経営崩壊です。
東京本社ひざもとの、大型チェーン販売店が納金の重圧に耐え切れず最近不穏な動きが。
読売だけじゃあない。新聞そのものに対して怒りを覚えている。国民の怒りの矛先はまず都合の良い事しか言ってこなかったもの全て対象。嘘つきは国民のともだちじゃあない。そんなものはいらないっしょ。友愛するしかないなあ。
赤字なのに、黒藪氏への不当訴訟と無駄な訴訟費用を支出する読売。取締役は責任を問われるのです
。こんな事をやっている読売に特殊指定・再販価格維持の必要はありません。
公取や政治が判断するための、不利な事実を読売は黒藪不当訴訟等によって自ら作っています。
読売はやはり相当な馬鹿です。
新聞社が赤字でも誰も助けてはくれません
。読売・朝日・日経・毎日・産経合わせて
、今期は1000-2000
億の赤字でしょう。
赤字垂れ流し破綻方向のビジネスなのです。なので誰も助けることはないのです。
読売新聞は決算で80億の赤字です。
本年度はもっと大きな赤字でしょう。
ビジネスが破綻しました。
アメリカの新聞はおもしろいか?newsyork timesオバマ大統領のファッションを取り上げたりしてるが、日本の新聞とたいしてかわらん。
給与水準より報道(仕事)に生きがいがあるのは当然。なかったらそんな人間にメディアという公器を使って情報発信して頂きたくない。
偏向報道ばかりでおぞましく、権力者の走狗と成り果て、国民を誤った方向に誘導する道具でしかない。
記者クラブなどろくな取材もせず排他的環境をつくり利権を保持するなど、マスコミは自民党や官僚を批判できる立場ではない。
自分たちこそ襟を正さねばならない。
記者クラブでの発表をそのまま何の批判精神も無く垂れ流してるのだから学校の壁新聞と大差無い。また、押し紙など言語道断であるし、再販維持制度で値崩れを防いでいるのも自由主義経済を信奉するマスコミの主張と矛盾する。
新聞で洗脳はもはや不可能・・・既存のメディアで一番力があるのはTVだろうな。アメリカの新聞とは違う販売網あるから何とかなってるだけだろうな。アメリカの新聞ってもう・・・
うーん。売れてないよ。新聞は以前に比べれば・・・マンションとかもオートロック方式普及しまくってるし・・・押し紙問題もそうだし。紙で何とかするってのがすでにピンチなのかもしれない。
ミクシイニュースとか読んだら毎日新聞とか契約しなくても全く同じ中身の記事読めるもんね。。。そりゃ売れなくなるよ。それでも多量に売れてる不思議は販売店の血の滲むようなノルマに耐えて頑張ってる人がいるからじゃないのか。
あと数年もすれば毎日なんかはやばいんじゃないですかね。それにしても、電車なんかで新聞を凝視している人を見ると、そこまで洗脳されたいかと哀れになりますね。
国家、政治権力と大独占資本の広報誌である限り、広報費名目で多額の税金と独占企業からの広報費が投入されている現状がある限り政府と大独占企業が進めている政策に新聞が肩代わりをし国民を白痴化し退廃文化を推進し、誘惑政策を文面製作し無法で非人権行為など政府などが後押し奨励しマスコミ全体で国民を無気力にし、多くのイエスマンの育成機関教科書でもあるとみてます。
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