2008年は、計189本を掲載(月平均15.8本)。2007年平均(月15.3本)より若干増えた程度だった。会員数は6月の1588人に過去最高を記録。不況の影響は特に感じないが、下期は例年どおり多少減らした。2008年は、個人としては『朝生』出演が夢の実現に着実に向かった点で最大ニュースであり、第二のニュースが『やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!』(光文社)出版でジャーナリズムビジネスの立ち上げに一区切り付けたことだった。
◇2008年アクセスランキング10
アクセス数は2008年2月の追加開発で重複を排除して厳密化したため、前年までと単純比較ができない。現在のユニークアクセス数は一日1万程度と、まだまだ序の口だ。
下期に書籍を2冊刊行して分かったことは、大ヒットしない本をいくら出してもWEBに顧客を誘導する効果は望めないということだ。モルタル&クリックは難しい。
引き続き、昨年挙げたとおり、下記を念頭に濃淡をつけて進めていく。それぞれ個別に述べよう。
>>・週刊誌、月刊誌との連携強化
雑誌不況で次々と廃刊になるなか、新しい雑誌もでてこない。うちのような最先端のメディアが、旧来型の負け組さんたちと組んでも仕方ないし…。
>>・優秀なジャーナリストを巻き込んでいく
常に探しているが、若手にジャーナリストと呼べるような人間が存在していない。雑誌が自分たちの保身のために外注費(=フリージャーナリストの食べ口)を減らし、フリーが食べていけなくなっているからだ。既存メディアが崩壊し、会社員がフリー市場に出てこない限り、なかなか難しい。未来のない既存マスコミに居続けるデメリットを理解していない若手が、依然として多い。
>>・上記に対応する編集者も増強
結局、フリージャーナリストがいない以上、それに対応する編集者も不要ということになる。毎日新聞あたりがさっさと潰れれば、フリー市場に新聞記者が出てきて、一緒に仕事をできるようになる。2009年はぜひとも毎日か産経にぶっ潰れていただきたい。毎日、産経の諸君、どうせ未来はないのだから、さっさと抜けたほうがいいと思うが。
編集長は誰かにやってもらい、私はジャーナリスト業に専念したいと思っている。編集長は向いていないし、そもそも私は編集長という仕事に価値を感じていない。歴史に名を残した尊敬できる編集長なんて1人も知らない。
>>・月20本安定更新
上記に関連して、書き手が世の中に存在しないことがネックになっている。既存マスコミの編集者にもいつも聞くのだが、若手にジャーナリストと呼べる人間が存在しない.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。
