ポスト戦後のキャリア論-11 望む仕事内容に就くには③
まず考えねばならないのは職と業、つまり「職種」と「業界」 |
以上、氷河期の乗り越え方について述べた。ここからは、どこかの会社に入社した後の話をする。入社後に、まず考えねばならないのは、職業の文字通り、職と業、つまり「職種」と「業界」である(右記図参照)。職種も業界も、ともに異なるところに自分のコア動機とコア能力がありそうだ、と思ったら、20代のうちに動かないと手遅れになる。この「職種も業界も変える=完全なキャリアチェンジ」は、第一優先で対処しなければならない。
- Digest
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- 「職種も違う、業界も違う」場合
- 大手繊維メーカー時代(23才~)
- 専門商社へ(29才~)
- ビジネススクールへ(32才~)
- 完全なキャリアチェンジは20代まで
- 「職種が想定外だった」問題
- 目に見えないまま開く市場価値
「職種も違う、業界も違う」場合
20代でまだポテンシャルがあるといっても、この2つともを一気に変えるとなると、他の候補者との比較において明らかに採用において不利だから、できれば第2新卒時期(27才くらい)までに動くのが望ましい。
私自身、27才で、業界も職種も、新聞記者業からは、まったく縁もゆかりもないコンサル会社へと転職しているが、コンサル業界の景気がよかったことなど、運もよかった(運は重要だ)。30才まで待っていたら無理だったはずだ
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第二優先は、同じ業界内で職種を変える場合
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