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ニュースの現場にいる誰もが発信者のメディアです

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とつぜん逮捕される、携帯電話基地局が家の目の前に設置される、詐欺事件に巻き込まれる、そしてシャンプーや日焼け止め等の生活用品に知らぬまに含まれ人体を蝕む有害物質――。日々の生活に降りかかる災難を防ぐうえで、生活者の立場として知っておくべき情報は多い。現場主義のMyNewsJapanは、生活者視点で、安全に平穏に暮らすための知識を、具体的な事件や事例をもとに現場取材してお送りする。
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生活の安全記事一覧
ケータイをブラジャーに入れて乳がん発症 接触箇所に腫瘍が集中、ベテラン臨床医が論文発表
携帯電話をブラジャーの中に入れると乳がんになる!?――そんな警告を発する論文が今月、発表された。実際に患者らが、様々な報道番組の取材を受けて報道され、話題になっている。論文の筆者は、乳腺外科の専門医として41年のキャリアを持つベテラン臨床医のジョン・ウエスト氏で、ブラジャーの中に携帯電話を入れて持ち歩いている4人の女性が、携帯電話を入れていた箇所に集中して乳癌を発症させた、というもの。ウエスト氏は「さらに調査が必要な段階だが、解明されるまでの間、携帯電話を体に密着させて持ち歩かないようにした方がよい」と警告。子どもへの影響が大きいとする他の研究を根拠に「10代の思春期の女性の発達中の乳房組織は特に影響を受けやすい可能性がある」と指摘し、男性でも乳がんは起こるので胸ポケットに入れないように、と注意を促す。一方、日本の報道番組は、大スポンサーであるドコモのiPhone発売騒動は大々的に取り上げるが、そのリスクについては黙殺を決め込んだままだ。
「原発問題で味わった悲しい経験を、二度と味わいたくない」電磁波問題の第一人者・荻野晃也氏に聞く
携帯電話が爆発的に普及するなか、日常生活で電磁波に被曝するリスクが増大し、韓国では先月から規制が強化された。日本では、人体への影響を考える際、原発の放射線と、携帯電話や送電線の電磁波とを区別する傾向があるが、欧米では両者を広義の電磁波問題と捉える。チェルノブイリ事故の放射線被害と携帯基地局による電磁波被害は、癌以外にも免疫不全や精神錯乱など多数の共通項目が観察された。スリーマイル島の原発事故では周辺にタンポポの巨大な葉が出現したが、これは携帯基地局近くの奇形植物と同じ現象だ。原子核物理学の専門家として伊方原発訴訟(原審・松山地裁)の原告を全面支援し、携帯電話や送電線の電磁波による人体影響も研究領域とする荻野晃也氏は「原発の放射線も、携帯電話の電磁波も、生体への影響はよく似ている」「メディアと最高裁には責任がある」と電磁波問題の深刻さを訴える。
アンファー『スカルプD』は“発がんシャンプー” 幼児用にまで使用、カリフォルニア州では警告表示義務
発がん物質の警告表示が義務化されている米国カリフォルニア州で、シャンプーに使われる「コカミドDEA」という化学物質が新たに規制対象となり、環境団体が市販のシャンプーを調べ、配合されているのに警告表示のない製品について、訴訟を起こしている。日本の男性用商品で同じ成分を使っているシャンプー類を調査したところ、ワースト1位は、サッカーのスーパースター・メッシや、知名度の高いお笑い芸人らを起用した膨大なCМ攻勢で『スカルプD』を売り出しているアンファー社で、10商品中、8つに配合中。ベビー用シャンプー、ベビー用ボディソープにまで使われていた。2位以下は『シーブリーズ』の資生堂が4品中1品、『ルシード』『ギャツビー』のマンダムが11品中2品。アンファーがダントツの発がんワースト企業だった。(商品調査結果は3つめの画像参照)
頭痛、鼻血、視力低下…ついにガン発症、携帯電磁波の過敏症一家に聞く「平穏に暮らせない」被害の数々
パン職人のS(名字)さん一家4人は、携帯基地局から発せられる電磁波によると思われる体調不良に悩まされ続け、携帯電磁波の「圏外」へ引っ越した。しかし、電磁波のシャワーを浴び続けていた家族のうち、奥さんのМさんが昨年末、消化器系で癌を発症。携帯電磁波は2011年、IARC(国際癌研究機関)により「2B」(発癌の可能性あり)に認定され、Мさんは複雑な思いに駆られている。夫のAさんは両眼の激痛や吐き気に悩まされ、長男は鼻血、長女は著しい視力の低下を体験したが、「圏外」へ逃れた後は劇的に回復した。見落とされがちな携帯電磁波による人体影響とは何なのか。「圏外」の消滅を狙う政府のIT戦略に、問題はないのか。長野県の山中にあるS家を訪れ、4人に胸の内を語ってもらった。
「日本の司法は中世」は本当だった!カメラに両手映っていても「お前は触った」という三鷹バス痴漢事件の“神がかり”判決
右手は携帯電話、左手はつり革。バス車内のビデオカメラは、中学校教諭・津山正義さん(起訴休職中)の両手がふさがっていることをはっきりと捕らえていた。それでも痴漢をしたことにされ、東京地裁立川支部の倉澤千巌裁判官は今年5月8日、有罪判決を下した。「倉澤裁判官、あなたは神ですか」――思わずそう言いたくなるような、予断と偏見に満ちた不合理な判決であった。折りしも国連拷問禁止委員会では、「(日本の刑事司法は)中世」との批判に対して上田秀明・人権人道大使が「笑うな、黙れ、黙れ(シャラップ=Shutup)」と発言し失笑を買ったばかり。だが、いかに政府が否定しようとも、三鷹バス事件のむちゃくちゃな裁き方をみれば、日本は本当に「中世」水準ではないかと疑わざるを得ない。(判決文や弁論要旨はPDFダウンロード可)
NTTドコモがベネッセ経営の高級老人ホームに携帯基地局設置を計画、生活破壊リスク負わされる入居者と周辺住民
ベネッセが東京都目黒区で運営する高級老人ホーム『グランダ八雲・目黒』の屋上に、NTTドコモが携帯基地局を設置する計画を進めている。基地局は、耳鳴り、不眠、吐き気などの健康被害の原因とされ、また、入居者のなかには心臓ペースメーカーを使用する高齢者もいるとのことで、反発する住民らとの間で昨秋から睨み合いが続いている。入居前に計画を知らされぬまま高額の一時金を払った入居者、および幼い子がいるため引っ越すほかなくなることを懸念する周辺住民に対し、ベネッセは「自分たちはビルの所有者ではない」と無責任な対応。所有者である藤田商店は「(基地局設置を)検討している最中」という。ドコモ、ベネッセ、藤田商店という有名企業と住民らとの対立構造から浮き彫りになった、携帯基地局による“人生設計破壊リスク”の実態に迫る。(周辺住民に対するドコモからの「ご質問に対する回答」付き)
原田信助はなぜ命を絶ったのか―6 新宿署が設置した特命捜査本部は“国賠訴訟対策本部”の疑惑
2009年12月10日夜、JR新宿駅で痴漢と間違えられ、女性の連れから暴行を受けた原田信助さん(当時25)は、暴行被害者としてではなく痴漢の加害者として新宿警察署で調べられた。「痴漢の事実なし」と警察は記録し、翌早朝に釈放されたが、地下鉄早稲田駅に直行し電車に身を投げた。彼の死後、新宿署は検察へ送致。母親の原田尚美さんは11年4月、国家賠償請求訴訟を起こし、12年12月17日に第9回口頭弁論を実施。裁判進行につれ捜査の不審点が続出し、被疑者の死後に“特命捜査本部”が設置されたことも発覚。通常では考えられない本部設置の謎を報告する。
築地署と検察の「偽造公務執行妨害事件」 築地市場で仕入れ後、暴行・傷害でっちあげで逮捕、19日間勾留
東京・新宿で寿司店を営む二本松進氏(当時59歳)が築地市場で仕入れ仕事の後、運転席で待つ妻のもとに戻り出発しようとしたところ、高橋巡査(女性、当時54歳)が立ちはだかった。「先を急ぐのでどいてもらえませんか」と言うと、その女性警官は「法定禁止エリアだ」と怒鳴り、事情を説明すると、「暴行されている」と虚偽の通報。駆けつけた築地署員は公務執行妨害と傷害の疑いで二本松氏を逮捕、19日間も勾留した。二本松氏は09年10月29日、約914万円の国家賠償請求訴訟を起こし、年明け1月以降に証人尋問が始まる予定。「ヒステリーを起こした高橋巡査が、虚偽告訴・職権濫用という権力犯罪を犯した事件なのに、築地署も一体となって不祥事を正当化した」と話す二本松氏に、事の顛末を聞いた。(訴状と被告準備書面はPDFダウンロード可)
原田信助はなぜ命を絶ったか―5 警察とJRが事件発生時刻改ざんの疑惑
JR新宿駅で痴漢と間違われ、女性の連れから暴行を受けた原田信助さん(当時25)は、自ら110番通報して助けを求めたが、新宿警察署では暴行の被害者としてではなく痴漢の加害者として取り調べられ、署を出た信助さんは地下鉄で自殺した。死人に口なしとばかりに警察は痴漢容疑で送致したが、被疑者死亡により不起訴。母親は国家賠償請求を2011年4月に起こした。12年10月16日の第8回口頭弁論で、これまで警察の違法捜査に焦点を絞ってきた原告代理人が「JR職員が暴行に加わっていた」と初めてJRの過失に言及。しかも、その事実を隠ぺいするため、事件発生時刻が改ざんされている疑惑も浮上した。JRが原田さんに渡したVHS映像には暴行シーンが映っておらず、暴行発生時刻とされる時間帯は、JR職員の証言とも食い違っていた。(JR職員の証言音声―WMAファイルつき)
イタリア最高裁で携帯電話による脳腫瘍で労災認定、日本で認められる条件
仕事中の携帯電話長期使用により脳腫瘍ができたとして労災認定を求めたイタリアの裁判で、10月18日最高裁で勝訴が確定した。ケータイと脳腫瘍の因果関係が裁判で確定した世界初のケースとして日本のマスコミ以外ではニュースになった。一方の日本では、住民の健康障害を理由に中継基地局の操業停止を求めた裁判で10月17日、宮崎地裁が住民の請求を棄却した。電磁波の健康被害について内外で明暗が分かれたが、そもそも日本の裁判では因果関係認定のハードルが高い。今後、電磁波にともなう過敏症や腫瘍などの健康被害が裁判で認められるには、どういった研究手法や証拠が必要なのか。10月18日の慶大の新築建物に関する高裁判決でも因果関係が認定された化学物質過敏症と比較のうえ、その見通しを検証した。
デパ地下で痴漢にされ失職した元高校教諭「それでも僕はやってない」横浜地裁が免職取消請求も棄却
横浜地裁は8月30日、痴漢の有罪判決を受けて懲戒免職された元公立高校教諭・河野優司氏(59歳)の処分取消の請求を棄却した。2006年1月15日、河野氏は高島屋横浜店地下でアルバイト中の娘の様子を見ようと売り場を歩行中に痴漢と間違えられて逮捕・起訴された。横浜地裁は懲役4月執行猶予2年の判決。東京高裁は原判決を破棄し、罰金40万円の減刑判決だった。最高裁の上告棄却で07年11月に有罪が確定し、懲戒免職処分で失職、教員免許も奪われた河野氏は、市教委の免職処分取り消し等を求めて10年9月、行政訴訟を提起していた。誰の身にも降りかかる可能性がある「物証ゼロ・目撃ゼロ」で有罪確定した疑問だらけの痴漢冤罪事件を検証する。
東京スカイツリーの闇 再開発名目で江東区が野宿者を強制排除、抗議→逮捕→保護房監禁の恐怖
東京スカイツリー展望台の入場者が8月上旬に100万人を超えマスコミを賑わしている。だが脚光を浴びる陰で、関連再開発を名目に公園に住む野宿者が排除されつつあることは、ほとんど知られていない。江東区の堅川河川敷公園内では、行政代執行で小屋が破壊され、抗議したフリーライターの園良太氏(31歳)が今年2月、器物損壊の疑いで逮捕、5日間の「保護房」監禁を含め4ヶ月あまりも身柄を拘束された。器物損壊罪では起訴できないとみた検察は、威力業務妨害罪に切り替えて起訴、これまでに検察側証人陳述が終わり、9月13日からは弁護側の全面反論が始まる。ツリー開発に名を借りた“野宿者浄化”の現場の実態と、人権を無視した原宿署保護房の内情について詳報する。(園被告の第一回公判陳述書はPDFダウンロード可)
微物鑑定はシロ、目撃ナシでも「お前は痴漢犯」 新人中学教師をイジメ抜く東京地検立川支部
「痴漢したでしょ!」――2011年12月22日夜、三鷹市内の路線バスに乗っていた中学校教諭・津山正義さん(28)は、乗客の女子高生から突然そう指弾された。身に覚えがないので否定したが三鷹署に逮捕され、28日間も拘留される。両手の「微物鑑定」はシロ、目撃者はなし。バスの車内カメラにも犯行は映っていなかった。常識的にみてカバンが触れたのを勘違いした可能性が高いが、東京地検立川支部は起訴する。「認めるなら略式(罰金)だ」と言われたのを拒んだ結果だった。権力をかざして無辜の市民を犯罪者に仕立て上げる警察と検察こそ、この国を覆う「いじめ」の総本山ではないのか。
検察批判&脱原発の市民活動家を痴漢容疑で逮捕、3日間勾留 被害者が語る事件全容と防御法
検察や検察審査会のあり方を批判するデモを主催したり、脱原発の活動に参加し、さらには言論弾圧になりかねないコンピュータ監視法に反対する、市民活動家・矢野健一郎氏(43歳)が、6月15日の夜11時半過ぎ、京王線千歳烏山駅のホームで痴漢をしたとして逮捕された。3日後に釈放され、不起訴処分になっていたことが9月上旬までにわかった。事件の詳細や矢野氏の行動を見ていくと、単なる痴漢冤罪ではなく、背後に何かがうごめいていた可能性も否定できない。いったい何があったのか、当事者の矢野氏に事件の一部始終を語ってもらった。あわせて、今回の事件を踏まえ、痴漢冤罪から身を守る最低限の自衛手段や心得についてもお伝えしたい。
「現場から逃げろ!転倒するな!」 痴漢えん罪被害者を出さないための男性の心構えと必需品
満員電車・空いている電車・デパート・路上などで痴漢えん罪事件は起きている。誰もが痴漢犯人にされてもおかしくはない。被害者の供述をほぼ100%採用、刑事裁判有罪率99・9%という現実の中、「逃げも隠れもせず」正義感&善意から駅の事務室に行けば「アリ地獄への道」が待っている。現行犯でっち上げ逮捕され「それでもボクはやってない」と叫ぶ前に、最低限の心構えと必需品を知っておかなくてはならない。痴漢えん罪被害者を出さないために。