ココで働け取材班記者のプロフィール
最終更新日 : 2022/10/17

ココで働け取材班
- 性別女性
- メールアドレスinfo@mynewsjapan.com
- 生年月--
- その他連絡先--
- 住所東京都
- SNS--
- 職業会社員
経歴/コメントなど
現在の筆者は、日経新聞の記者、IBMのコンサルタントを経てMyNewsJapan代表取締役兼編集長を務めるジャーナリストの渡邉正裕。
プロフィール→ https://www.mynewsjapan.com/writers/1296
ココで働け取材班の記事一覧
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グリー 敗戦処理で年俸カット続出、「ネイティブ一発待ち」の絶望巨額を投じ、急激な人材採用とM&Aによって、社員数を592人(2011年)→1730人(2012年)→2582人(2013年=いずれも6月末、連結)と、2年で4.4倍に激増させたグリー。その、リスクを極限までとって超短期で急成長を目指した姿勢はグリード(強欲)そのもの。まさにベンチャーの鏡とも言え、賞賛に値するが、勝てば官軍、負ければ賊軍。市場の読みを誤り、経営資源を投じる方向を間違った結果“賊軍”と化したグリーの敗戦処理は、厳しさを増している。人材流出が進むなか、復活の可能性も、パスドラのような「一発当たり待ち」と絶望的だ。田中良和社長は、どこで間違えたのか。“グリー崩壊”の現場を報告する。2013/09/03
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コムサ→丸井→ZARA→FRの元社員が語る「ユニクロはファッション店ではなく、ドラッグストアでした」ユニクロは同業他社と比べ、何が違うのか。約10年前に大学卒業後、ファイブフォックスに入社して以来、丸井でトップセールスとなり、その後、ZARAを経て、ユニクロに転職し、3店舗で2年間ほど勤務した元社員に、実体験に基づく話を聞いた。ユニクロには、ZARAやFIVEとは異なり、店内の機能別役割分担がなく、店長にすべての責任が押し付けられるため負荷が増し、サービス残業が不可避となる構造があるようだ。同じSPAでも、客にファッションを提供したいならZARAで、ユニクロではアパレルの販売らしい仕事はできず、ユニクロ出身のキャリアで丸井のような他のファッション店舗に転職しても生き残れないという。ユニクロには、むしろ『マツキヨ』に入るつもりで入社したほうがよさそうだ。2013/08/25
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みずほ証券 「内向きの戦い」続けるゼイ肉だらけの寄合所帯アベノミクスで株式市場が活況となり、さぞかし景気がよさそうに見える証券業界。だが、3行合併後、頭取が1人になるまでに11年もかけるなど、圧倒的な愚鈍さに定評がある「みずほフィナンシャルグループ」は蚊帳の外だ。傘下の「みずほ証券」は4年前(2009年)に新光証券、今年1月に「みずほインベスターズ証券」と合併したばかり。「本社のみずほ出身者と支店の新光出身者とで内向きに戦っていて、社員数が多過ぎて高コスト体質だし、将来展望も示されず、ボーナスも低いし…」(社員)。社内外に“OneMIZUHO”をアピールしてはいるが現実は遠く及ばず、社内からよい話は聞こえてこない。2013/08/13
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ワタミ ボランティアを強制する“ワタミ教”、有無言わせぬ「人間に冷たい」タテ社会「いつ辞めるの?いいから早く辞めて、帰ってきなさい!」――ある店長は、森さんの過労自殺が明らかになって以降、親からそう言われた。心配するのも無理はない。なにしろ、たまたま事故死したわけではなく、『死ぬまで働け』『結果がすべて』『出来ないと言わない』などの理念教育が徹底され、追い詰められた末の死だ。「“365日24時間死ぬまで働け”は、入社前から有名でした。『そう簡単に休めると思うなよ!』『オマエが休んでる間、お客が心配じゃないのか?』と言われ、休みは悪、と教育されます。新卒の頃は、3か月間休みゼロで働く店長を間近で見ました」(理念集、就業規定、給与規定はPDFダウンロード可)2013/07/31
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『ぶち殺そうか オマエ』管理部長が脅迫、店長は暴行…最高裁も認めたユニクロの“バイオレンス経営”店長から暴行を受け入院、管理部長からは「ぶち殺そうか」と脅迫されたユニクロ現役社員のA氏(40歳)。事件の影響で妄想性障害とPTSDを併発し、裁判の末、2008年にユニクロの不法行為は確定したが、障害等級1級の認定を受けるほど後遺障害は残り、14種の投薬などで治療しながら損害賠償を求める訴訟は続く。まさに“ユニクロ軍の傷痍軍人”と化したA氏だが、昨今の自社報道を知り「自分の経験が参考になれば」と、体調を整え、はじめて取材に応じた。社内暴力、隠ぺい、暴言、労災隠し、探偵会社を使っての尾行…本件は、事後対応の異常さも目立つ。泥沼化は防げなかったのか――SLAPP(恫喝訴訟)を恐れるマスコミには触れることができない“ユニクロの深い闇”を報告する。(地裁・高裁・最高裁の判決文はPDFダウンロード可)2013/06/18
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三井住友信託銀行 「有休はとらないのが当然」激務軍隊カルチャー2012年4月、住友信託と中央三井信託の合併で誕生した三井住友信託銀行。軍隊的カルチャーの住友とマイルドな中央三井のギャップもあり、合併後は住友出身の部長がいる部署を中心に精神的な病による休職者が続出。一方、給料は今年3月まで公的資金が注入されていたにもかかわらずメガバンク以上の高水準を維持している。「三井住友銀行と勘違いしている客もいる」(社員)というように、何をやっているのかよくわからない地味さはあるが、かつての“都銀エリート”のごとき面影を残しつつ、社員はワークライフバランスとは無縁な激務の日々を強いられている。2013/05/31
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証券アナリスト=日本株を裏で動かす高給激務な「記者+コンサル」JPモルガン証券出身の勝間和代、藤原紀香と噂になったUBS証券の乾牧夫でも知られる、証券アナリストという仕事。特に「セルサイド」と言われる証券会社に所属するアナリストは花形職種で、ランキング上位は年収5千万円を超え、「フェラーリやマセラッティなどを持ってる人が職場に普通にいる」(外資証券アナリスト)という、成金趣味も多い、高収入の実力世界だ。企業横断のプロフェッショナル職種として確立しているものの、近年はグローバルの中での日本株の地位低下でリストラも進み、“アベノミクス効果”で一時的に好景気となってはいるが、中長期トレンドとしては、生き残りをかけた厳しさが増しているという。2013/05/02
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全日空CA 「お客より先輩に気を遣う」体育会系“ANA女学院”倒産したJALが稲盛会長のもとリストラしていた数年前、CA職を目指す人たちは、ANAしか選択肢がなかった。「募集があったらJALが希望だった」という若手CAは、その時期に中途でANAに入社。大人しい落ち着いた大和撫子風を気取るJALとは対照的に、“元気ハツラツ体育会系”なANAのカルチャーは、聞いていた以上に強烈だった。2013/04/01
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「管理職の半数を組合員に降格」するルネサス 外資転職者が語る技術者のサバイバル法2013年9月末退職で3千人を追加リストラすることを発表したルネサスエレクトロニクス。残る社員も、今夏のボーナスゼロや、昨年7月から続く給与カット(最大7.5%減)の来年3月までの延長で労使合意、既存管理職の約半数が組合員に降格となるなど、思い切った人件費カットに見舞われるという。政府系ファンドの産業革新機構が筆頭株主(69%)となり、国内企業8社と合わせ計1500億円を出資することで倒産を免れる見通しだが、同じく政府出資で再建を目指したエルピーダメモリが2012年2月に倒産した経緯もある。国内エレクトロニクスメーカーはどこも似た環境で、他人事ではない。外資企業に転職し、現在は国外で「出稼ぎ」状態となっている元社員の1人(40代)に、メーカー技術者が生き延びるためのアドバイスを聞いた。2013/03/30
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日揮、プレハブキャンプで過ごすワイルドすぎるプロジェクト現場1月に発生したアルジェリアの人質事件では、プラントに滞在中だった日本人17人のうち10人が亡くなり、そのうち5人が日揮の社員だった。「社内では、珍しいというか、運が悪かった、という受け止め方が多いです」(社員)。というのも、交通事故や建設現場の落下事故で亡くなった例はあったが、誘拐やテロなど犯罪に遭って亡くなった例は、日揮85年の歴史のなかではじめてのことだからだ。城塞都市のように塀に囲われ、警備も行き届いているため、「むしろその国の都会よりも、ずっと安全」というのが共通認識だったという。2013/03/02
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ユニクロ 「これは軍隊以上だ」“ソルジャー研修”に呆れる外国人内定者たち(採用~入社編)就活が佳境に入る2~3月。今回は、2011年に入社して半年後に店長に昇格というトップキャリアを歩みながらも、激務からうつ病を患い翌8月には辞めざるをえなくなるという、ユニクロで最も一般的なパターンで会社を去った元社員(24歳)に、2010年の新卒採用から内定、入社前後の研修について聞いた。合宿2回を含む5回の内定者研修は「半年で店長になるために必要なことを理解する」等が目的に掲げられ、入社前研修の域を超えたものだが、賃金の支払いがないため会社にとって都合がよい。挙手の角度まで決められる研修の厳しさについて、徴兵制の国からやってきた外国人エリートは、「自分は軍隊に行ったが、それ以上だ」と呆れるのだという。2013/02/25
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コマツ グローバル企業の割にローカルキャリアな若手、エコノミーで地球の裏側に飛ぶ部長グローバル展開の推進や赤字からのV字回復(2002年)を果たした坂根正弘会長が、その知見を買われて安倍政権の産業競争力会議メンバーにも召集された小松製作所。国内向けの売上高は20.3%(2011年度)しかない。8割を海外で売っているから、国内のデフレ不況の影響は小さく、アジア地域の成長に乗って業績も堅調だ。その裏には、巨大企業に成長した今も一貫して持ち続けている、田舎のメーカーらしい堅実さが見え隠れする。「哲学を感じさせる会社」と社員も評するコマツ。そのキャリアの夢と現実に迫る。2013/02/01
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セブンイレブン・ジャパン 上から鈴木会長、下から店舗オーナー、板挟みでストレス満載な社員たち実質的な創業者である強権派・鈴木敏文氏の剛腕経営で成長してきたコンビニ1位の『セブンイレブン』。国内1万4千783店(2012年11月末時点)に拡大し、空白ブロックだった四国への進出も発表、名実ともに「国民的企業」の座を不動のものとしている。その経営手法の特徴は、今年80歳になった鈴木氏による中央集権・トップダウンの徹底。このIT全盛の時代にあっても、2週に1回、東京・麹町にある本部に全国から2千人もの社員を集め、午前中に直接、強権的に指令を出し、午後は約100人ずつの「ゾーン会議」に分け、目標(ノルマ)未達の社員を吊し上げているのだ。2012/12/27
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元経産省・宇佐美典也31歳が語る「キャリア官僚」というキャリア業界関係者からは凄まじい追い込みに遭い、政治家サイドからは怒られ、マスコミや国民からは公務員優遇とバッシングされ、もはや天下りによる豊かな老後も期待できない。そんな四面楚歌・八方塞がりのなかで神経をすり減らしつつも、法案作成のため官庁のプロジェクトルームに泊まり込み、月300時間超の残業が続く日々も。暗黙の了解で労組に入らないⅠ種の役人たちに残業代がまともに出るわけもなく、若手の年収はせいぜい大手メーカー並み。もはや直接的なメリットは、給料を貰いながら税金で留学できることくらいになった。キャリア官僚という職業に未来はあるのか。今年9月まで在籍していた宇佐美典也氏(31歳)に、若手官僚が置かれている現場の実情と今後の展望、後輩へのアドバイスなどを語ってもらった。2012/12/26
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「柳井正は人として終わってる」 鬱→休職→退職の新卒社員が語るユニクロの人材使い捨てぶりサービス残業をしないと終わらない、そうかといって会社に通報すれば店長が降格になるから言えない――。そんな「完全犯罪」とも言える巧妙な仕組みで長時間労働を常態化し、その結果、うつ病を患う休職者が続出しているユニクロ。“モーレツ病で超ワガママ”なトップが現場を振り回し、社員の健康を利益に換えつつ、2020年に売上高5兆円でアパレル世界一を目指すという壮絶な経営が進行中だ。「休職者をこれだけ出しておいて平気でいられるなんて、柳井社長は人として終わってると思います。いったい、他人(ひと)の人生をなんだと思ってるのか」と訴える元社員に、2010年の入社から倒れて退職に至るまでの日々を、詳細に振り返ってもらった。2012/12/18
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40代早期退職の技術者が語る「内側から見たルネサス」 独自開発なし、リストラ先送り、逃げ切り図る経営者…グローバル競争に敗れ、わずか4年で売上を半分近くにまで激減させたルネサスエレクトロニクス。先月(2012年10月)末に会社を去った“希望退職者”は7446人にも上り、会社側が当初募集した約5千人に対し1.5倍となる大人気ぶり。国内で過去最大規模の希望退職実施企業となった。今後3年かけて約10の工場を売却・閉鎖予定と厳しいリストラが続く見込みで、産業革新機構の出資を受ける可能性が高まっている。このたびの希望退職に応募し、外資企業に転職した40代半導体技術者に、現場から見たルネサス凋落の原因を分析してもらった。2012/11/25
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豊田通商の若手社員が語る「古い田舎企業でトヨタ向け接待の日々」トヨタ自動車が21.5%の株を所有するトヨタグループの豊田通商。代表取締役会長の清水順三氏がトヨタ自動車販売(現トヨタ自動車)出身など、役員17人のうち5人がトヨタからの天下りで、生え抜きは社長の加留部淳氏など9人にとどまる。売上の8割がトヨタグループ関連と言われ、業績もトヨタに連動する依存体質。社員は当然、トヨタに振り回される。若手社員に現場の実情を聞いた。2012/11/01
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ベテラン社員が語る、ブラック企業・ユニクロが現場にサービス残業&うつ病を強いる実態2013年8月期決算での売上1兆円達成予想を発表し、2020年に世界で5兆円の売上を目指すユニクロ。現場社員が長時間のサービス残業で次々と鬱を患って休職し、使い捨てられるように退職に追い込まれていくなか、「泳げない者は沈めばいい」と“沈める宣言”をしてきた柳井社長は、店舗で違法状態が横行し社員が健康を害する現実を直視することなく、『現実を視よ』という書籍まで出す倒錯ぶり。巨額の広告宣伝費で抑え込まれたメディアも沈黙を決め込む。このまま世界中にユニクロ式のブラックな過重労働システムを輸出してしまってよいのか。現役社員に現場の実情を聞いた。(2012年8月期『FRコンベンション』社長メッセージはPDFダウンロード化)2012/10/22
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アクセンチュア戦略 「オレたちは選ばれてるから」と平気で言っちゃう人たちアクセンチュアは、上流(戦略)から下流(IT・アウトソーシング)まで一貫したコンサルティングサービスを提供する業界最大手(国内4800人)の外資コンサル会社。なかでも最上流を担う戦略グループは社内でも“別階級”のはずだったが、昨年9月以降、他グループとの垣根が崩れつつあり、生存競争が激化。仕事がない人たちは容赦なくSCMやCRM、場合によってはITの仕事にまで放り込まれるようになった。「戦略コンサルはエラい、賢い」との意識が強く、他社も知らないのに「この仕事よりエキサイティングなものはない」等と信じて疑わなかった自意識過剰ぎみな生え抜き社員たちも、思い描いていたキャリアを積みにくくなっているのだという。2012/10/08
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パナソニックへの転職者が語る 中小企業から“お役所”パナに転職する方法20代の模索期は「ここは違う」と思ったらすぐに見切って組織を移り、中小企業でステップを踏んで、自分がしっくりくる場を見つける。そこで腰を落ち着けて実績をあげ、30代で大企業に転職。そんな黄金パターンでキャリアを築いてきたパナソニックの社員がいる。「知名度に寄らない会社選びが重要です。100人の小会社では無理ですが、中堅企業で1番になれればパナに転職できます」と話す中堅社員に、30代までに有名大企業の正社員になりたい人が20代から何をすべきなのか、話を聞いた。2012/10/01