記事一覧
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“命が担保” 一番引き受けたのは明治安田生命顧客に生命保険をかけておき、死亡した際には保険金で借金を回収する「消費者信用団体生命保険」(サラ金保険)。“命が担保”との批判を浴びながら大手サラ金各社は続々とサラ金保険の中止を発表したが、その裏で、持ちつ持たれつの関係にあった保険会社の名前とシェアは、巨大広告主であるがゆえにマスコミタブーで、伝えられていない。このほど明らかになった最新の統計で、2005年度にサラ金保険を引き受けた額のシェアは、6年連続で1位明治安田生命、2位日本生命であることが分かった。2006/11/16
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やりたい仕事ができる会社、会社が決めてくれる会社やりがいのある仕事をしたい--。よく聞く言葉だ。だが、その意味が、具体的な形で分析されたものを、見たことがない。それもそのはずで、「やりがい」は百人百様で、それは本質的には、個人の奥底に潜む動機(モチベーション)と深く結びついており、自分でも気づいていない人が多いはずだからだ。それでも、何らかの共通項を見出すことはできる。それは、「やりたい仕事をできるのか」である。2006/11/15
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トヨタで死んだ 30歳過労死社員の妻は語る(2) 利益1兆円を生む「賃金のつかない業務」過労のためトヨタ堤工場で死亡した内野健一さん(当時30歳)が亡くなって4年。妻の博子さんは、労災を認めさせる裁判を続けている。内野さんは、1ヵ月の残業が144時間にも達していたが、それに加え、創意くふう提案、QCサークルといった数々の“インフォーマル活動”によって、疲労が急激に蓄積していった。トヨタ自動車は、インフォーマル活動は「自主活動」であって業務外であるとしているが、その実態はサービス残業そのもの。前回に引き続き、妻の博子さんに聞いた。2006/11/13
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ソフトバンク店員が詐欺的商法を告発 「客だけでなく店員も舐められているんです」私は、携帯電話の誇大広告問題でいま大混乱の渦中にあるソフトバンクショップの社員だ。番号継続制度「MNP」が解禁された10月下旬から、「通話料0円!」「メール代0円!」といった広告表示が問題視され、公取も法的措置に向けて動き始めた。現場では、お客様から「詐欺ではないか?」「無料ではないよね?」と聞かれ、「お客様を欺いてしまったのでは」と思いながら売り場に立ち続けている。問題は「他社より安い」と錯覚させる商法だけではない。新情報システムや商品についての一方的通達、研修なし、そして予測できたシステムダウン。店員は非常識な客集めで疲弊しきっている。2006/11/08
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日本生命 変革途上の部門間パワーバランスと適材配置2005年までの9年間に105件の保険契約を不正解除し、本来なら支払うべき保険金を支払わなかったことが発覚、7月下旬に金融庁の業務改善命令を受けた日本生命。8月下旬には、2007年3月までに事務部門に約200人を増員、計1,000人体制にするなどの「業務改善計画」を提出した。中堅社員が説明する。「人数よりも、誰が行くか、です。問題が起きた事務部門は、そんなに優秀な人が行く部署ではない。それなりのエース級が行かないと、変わらないでしょう」。2006/11/07
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トヨタで死んだ 30歳過労死社員の妻は語る(1) 生体リズム壊す変則勤務体制トヨタ自動車の1兆円の利益は、従業員に強いられた苛烈な労働から生み出される。2002年2月9日、月に144時間を越える残業をしていたトヨタ自動車社員、内野健一さん(当時30歳)が職場で倒れ死亡した。妻の博子さん(36歳)は労働基準監督署に労災を申請したが却下され、その取り消しを求め裁判を起こしている。テレビや新聞は裁判をほとんど報道せず、紙面に掲載したとしても「自動車工場」などと企業名を伏せている記事もあるほどで、この裁判を半ば黙殺中だ。妻の博子さんに聞いた。2006/11/01
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私がミクシィをやらない理由(9月の月報)◇「ミクシィ、初値付かず」に思う◇ミクシィで100億含み益のサイバー◇「経営を政治に」若手の台頭を望む◇宮内VSホリエモン、カネと女には…◇寿司屋に入るなりコークを頼む外国人◇今月の会員数とページビュー2006/10/31
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DHCのサプリ「メリロート」 EU安全基準の2倍超で肝障害報告も、販売続行中むくみ解消などダイエット用サプリメントとして人気の、DHC社「メリロート」。だが、その有効成分「クマリン」の量は、肝臓への毒性を考慮して定められたEUの安全基準の2倍超にもなる。医薬品で決められた一日服用量と比べても2倍超が含まれ、医薬品で副作用として明記された肝障害も報告されているが、「因果関係がはっきりしない」として、厚生労働省は原因究明もせず、メーカー側の自己責任で堂々と販売され続けているのが実態だ。DHC社に、どう安全を担保しているのか聞いた。2006/10/31
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“転職力”が身に付きやすい会社、骨を埋めるのに適した会社終身雇用の時代がおおむね終わった現在、20代のうちに市場価値の高いスキルを身につけ“転職力”を磨くことの重要性が増している。会社分割法を使えば、社員も、事業もろとも簡単に売却できるようになり、来年5月には外国企業による株式交換方式のM&Aも解禁される。30代半ばを過ぎ、いきなり外資に売却・リストラされたり会社が倒産したとしても自力で生き抜くためには、20代の早い段階から、ひとまとまりの仕事を任され自己成長できる会社に入り、稼げる人材になっていなければならない。2006/10/30
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バターもできないホモ牛乳、「明治おいしい牛乳」バターは牛乳から作られる。小学生でも知っていることだが、では、いま日本で売られている牛乳から、バターができるのだろうか?明治おいしい牛乳(高温殺菌のホモ牛乳)、タカナシ低温殺菌牛乳(低温殺菌のホモ牛乳)、中洞牧場四季むかしの牛乳(低温殺菌のノンホモ牛乳)の3つの牛乳で、バターづくりに挑戦してみた。結果、「おいしい牛乳」などという割に、牛乳の中の脂肪球が均一化された「ホモ」牛乳からは、バターもできなかった。さらに、どこの牧場の牛の乳かも分からないのだった。2006/10/29
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国境なき記者団調査、日本は報道自由度51位 「毎日」は記者クラブ問題を隠匿言論の自由やジャーナリストの権利を守る活動をする団体「国境なき記者団」(本部・パリ)は24日、世界168カ国における報道の自由度を調査しランキングした「WorldwidePressFreedomIndex2006」を発表した。日本は記者クラブの閉鎖性や、右傾化を理由に、前年より14位下がって51位となった。2006/10/28
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電磁波&鉄塔の街・門真 「白血病死者18人調査」から10年、今も変わらぬ風景関西各地に電力を供給するため、関西電力の古川橋変電所が位置する大阪・門真市。住宅やマンションの上を7万7000ボルト、15万4000ボルトの高圧送電線が走り、巨大な鉄塔が墓標のように並ぶ「鉄塔の街」である。「電磁波4mG以上で小児白血病が2倍以上」の報告もある中、鉄塔の真下の保育園では、電磁波測定器は『36.1mG』を指した。10年前には自治会長の個人調査で白血病死者が18人いると報告された地域を、カメラ片手に歩いた。2006/10/27
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読売新聞、暴力団まがいの人物と結託し販売店の統合推進 司法はNO販売店主・真村氏が、読売新聞による不当な契約解除に対し、販売店としての地位確認を求めていた事件で、9月22日、福岡地裁久留米支部は、原告側の訴えを認め、地位を確認する一審判決を下した。販売店が新聞社に勝訴したのは史上初めて。裁判のなかで明らかになったのは、読売新聞社と暴力団関係者との深いつながりであった。2006/10/22
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戦闘放棄の武富士から勝ち取った120万円 闘いの日当1,084円也消費者金融の武富士へ反撃訴訟(原告:金曜日、三宅勝久)の判決が出て2週間。原告側勝訴となった判決の控訴期間が過ぎた。勝訴金額120万円を巡って「貧乏ジャーナリスト」である筆者の周辺も騒々しくなってきた最中、武富士はこの戦闘を放棄し、判決は確定した。武富士からの「いくらほしいか?」という和解金提案に、心が揺れたこともあった筆者。カネには苦労したが、ジャーナリストとして鍛えられた3年7カ月の闘いの日々はひとつの区切りを迎えた。2006/10/21
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野菜・果物の「裸売り」ワースト企業は東急ストア 「具体的な数値目標、何も決めてない」ゴミ抑制のためには、野菜や果物に過剰包装しない「裸売り」が有効だ。欧米では一般的なこの売り方が、日本では普及していない。実際に販売現場で裸売り比率を調べたところ、最も高いイオンでも2割に満たず、ダイエーと東急ストアに至っては7%前後と、ほとんどやる気が見られない結果だった。消費者の意識向上が先か、企業努力が先か、行政が動くのか。現状では、どの動きも鈍く絶望的であることが分かった。海外の成功事例と併せてリポートする。2006/10/18
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オランダのビール「ハイネケン」 国産瓶と輸入缶、味わいに微妙な違いオランダで愛されているビール、ハイネケン。原料は麦芽とホップで、日本ではキリンビールがライセンス契約を結び、海外ブランドとして販売している。酒販店では、缶と瓶、国産品と輸入品とが販売されているが、製造国によって味は異なるのだろうか。「ビア・クォリティ検定士」にビールテイストをしてもらった。2006/10/16
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7、8月の月報7月は、沖縄旅行で少しのんびりした反動もあり、取材や今後の原稿の質・量ともに充実させるべく忙しく動きまわり、あまり書き留めなかった。いかに運営を効率化、最適化していくかが、課題である。月間総ページビュー、会員数とも過去最高を更新した。以下は、8月の見出し。◇企業の本質的欠陥、ジャーナリズムで克服できる領域◇ライブドアに配信開始、サーバー耐えられず◇茂木健一郎と大前研一の共通点◇勝ち馬に乗る社会とバタフライ効果◇中村改革と小泉改革の大きな違い2006/10/16
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花王ブローネヘアマニキュア”脱毛”裁判 双方の言い分明らかにブローネヘアマニキュアを使用して脱毛した男性が、「脱毛症状が出る直前に使ったのはこの製品だけ。外箱に危険性に関する指示・警告が記載されていなかった」等と損害賠償444万円余りを求め、今春、花王を訴えた。裁判資料の写真を見る限り、確かに被害者の毛髪は、まばらだ。第4回公判までに明らかとなった裁判に至る経緯や双方の言い分、さらにどの成分が原因かについての独自チェック結果を報告する。2006/10/15
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2014年、マスコミが消える日これは秀逸な近未来ムービーだ。2010年、実際のニュース機関がニュース競争に加わらなくなり、コンピュータが各自にカスタマイズされた最適ニュースを書くようになる。そして2014年、「EPIC」なるものがリリースされ、趣味や人間関係までを加味して、優先順位をつけて記事を配信する。ニューヨークタイムズは、一部エリート層と高齢者向けオフライン紙として残る。2006/10/14
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銀座線は“殺人電車” 危険度高い茶石綿除去も「乗客に知らせる必要ない」「アスベスト除去作業車が脱輪、先月下旬」という記事を読み、東京地下鉄が乗客に知らせず、除去工事を半年もかけてダラダラやっている事実を知った。同社によれば、リスクが高い茶アスベストがトンネル内に150メートルも吹き付けられており、既に1ヶ月以上前から工事を行っているが、「乗客には知らせなくてよい」「表示はこれから」などと、法律を守る意識が全くない。工事開始日も嘘だった。この調子だと、工事もいい加減である可能性が高く、乗客は殺されかねない。銀座線には絶対に乗ってはいけない。2006/10/14
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